宝島社文庫<br> エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希

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宝島社文庫
エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希

  • 著者名:吉川英梨【著】
  • 価格 ¥618(本体¥562)
  • 宝島社(2020/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800205797

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内容説明

史上最凶の犯罪脚本家、通称“背望会リクルーター”を逮捕するという使命を受けた警視庁捜査一課所属刑事・原麻希。彼女のもとに、河川敷でリクルーターの自殺体があがったとの連絡が入る。他殺を疑い、捜査を進める麻希だが、テロ集団背望会のフォロワーを名乗る「続・背望会」から、囚われのテロリスト・アゲハの釈放を要求する脅迫メールが届き……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

152
主人公の母として、社会人として板ばさみの姿に共感。主人公は好きだ。応援したい。でも本作には不満もある。ちょっと裏設定懲りすぎた感があり、謎も自然に明かされていけばいいのだけれど、最後まで伏せた上で、どん詰まり犯人の延々と続くモノローグで明かされる。凝った割りにはつめが甘いんじゃ?また、本作に限らないが、ハラマキはいつも小さな証拠で飛躍しすぎ、正解なのはいつも結果論。犯人も犯人で、もっと執着心があってしかるべきなのに、証拠とはいえない瑣末な点で観念し、隠してきた秘密をぺらぺらぺらぺら。2019/02/06

セウテス

83
【捜査官 原麻希シリーズ】第4弾。やっとリクルーターの名前、日浦弘行が判明する。警視庁捜査一課第13係の係長となり、部下も出来た麻希であったが、そんな中まさかのリクルーター焼死体発見が伝えられる。テンポが早く文章を確認する必要がなく、物語もさくさくと二転三転していくのは見事。好き嫌いや良し悪しは在るものだと思うが、先を知りたくてついつい読んでしまう。警察ミステリで、家族に及ぶ問題や身近な仲間に敵が存在するというのは、ある種定番かも知れない。予測がつくという問題もあるが、自分的に勧善懲悪でスッキリがいいな。2022/09/23

ナミのママ

65
女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ4作目。『背望会』リクルーター逮捕の使命を受けて警視庁捜査一課第13係の係長に異例抜擢を受けたハラマキ。ところがリクルーターの自殺死体が見つかる。…あらら、どうした?というところから始まる今作ですが、そんな単純に話は終わりません。上司の伊達、そして最後は夫の存在も?ストーリーが大きくなり大丈夫かと思いつつ、目が離せません。 次はどうなるのか?2020/04/16

えりこんぐ

60
シリーズ4巻。捜査一課13係を率いる事になったハラマキだが、突然のリクルーターの焼死、DNAの一致。急展開から始まって、今回もあっという間に読了。いまだに謎が多そうで分かり合えていない旦那様とは、今後どうなるのかな。。【積読64】2020/08/09

Yunemo

59
「ハラマキ」第4弾、確かにこのスピード感、展開の速さ、面白いと感じて読了。ただそれぞれの登場人物、特に新たな事件展開で初登場する人物が曖昧な気がしてならない。今回出番のなかった「健太」もかかわって欲しかった。これまで大変な事件解明への道ではあったが、ある部分明るく展開してきたこのシリーズ、なんだか今後の展開ではシリアスになっていくのだろうか。どこかに「軽さ感」を漂わせて欲しいと思うのは、私だけかも。次へのステップが楽しみ!2013/01/19

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