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内容説明
グローバル化が進行する二十一世紀。もはや私たちは「なんとなく、日本人」であるという“ぬるま湯”に安住しているだけでは、激しい企業間競争、社内競争を生き残れない。しかし、アングロサクソン的な改革が、ほんとうに日本の風土に適しているのか? 本書は、国際ビジネスマンの経験をもち、西洋的思考法を熟知した著者による新しい日本人論。「日本人は論理的でない」「日本人は保守的である」「日本人は常識的でチャレンジをしない」「日本人はリーダーに不向きである」――日本的思考メカニズムを論理的に探究することで、こうした日本人の負のイメージを検証、打破し、この国がもつ潜在力の源泉を明らかにする。B級グルメやラーメンにおけるこだわりや探究心は、浮世絵の芸術性、高品質に通じるものがあるし、幕末に作られた驚嘆すべき万年時計はたんなる模倣を超えて、まさに「コピーがオリジナル以上になる」ことを示しているのである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
4
外国人と仕事をする機会が多いが、日本人の会議と外国人の会議を比べるといかに自分が「日本人」であるかを痛感する。 いまの日本人に必要なのは、Think local in the global context, act global with local identityであり、Think global, act localではない。2011/10/25
mayumi
2
グローバル化もいいかもしれないが、果たしてそれは日本人に合っていたのか? 今の日本の落ち込みがこの本で理解できるように思う。2011/12/20
なぜ生きる
2
日本人の強さは、特異な高度文脈依存の視覚言語である日本語にあり、特異な相互協調的かつ相対的な自己構造にあり、特異な個別化されない間主観性が根源的自発性をもつことにあり、境界を設定し、そこから内を向いて、役割の徹底的な精密化を始める特異な思考にあるのである。p228 この部分がこの本の良いまとめになっていると思う。2011/10/13
komeri
2
知人本:あ~、納得!っと、いう感じだった。2009/09/06
nekokone
1
まさに、腑に落ちる日本論。名著!2011/10/14
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