内容説明
「もう絶対にいやだ、家を出よう」。そう思いつつ実家に居着いたマサミ。事情通のヤマカワさん、嫌われ者のギンジロウ、白塗りのセンダさん。風変わりなご近所さんの30年をユーモラスに描く連作短篇集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
90
このご時世。ホッとできるものをと思って選びましたが、う~ん、ちょっともの足りなかったかな。居そうかな。いや、ここまで極端な人はいないでしょう。などと一人で突っ込みながら読みました。『憧れのセンドウさん』のように、悪意をもたず、寄りかかり過ぎず、のんびり接するのがいいですよね。2020/03/10
あかは
58
主人公マサミをとりまくご近所さんの話。色んな人がいて面白い。レレレのおばさんことヤマカワさんはじめ、なんてにこやかな町内なことか。しかし、途中で気がついた。結構マサミの母が曲者じゃないかと。今はこんなにご近所の噂で盛り上がるのだろうか?さらりと読めます。疲れた時等にいいかも。2020/03/18
ゆのん
50
久しぶりの大好きな群さん。主人公のマサミが生まれた時からずっと住んでいる近所の人たちの物語。変わった人あり、インド人あり、情報通の主婦あり。自分の都合で子供を放置する母親の話は『有り得ない』と思いながら読み、夫婦仲のとても良い人格者の老夫婦の話は支える近所の人達も含めてホッコリした話だった。変わったご近所さんとは言うが近所から見たら自分達も変わっているとなるんだろう。2018/04/03
布遊
47
実家に住む独身女性マサミ目線で書かれた、ご近所さんのお話。マサミの小学校の頃から会社員の今までを行ったり来たりする。ちびまる子ちゃんを度々思い出したが、そんなほのぼのとしたお話。軽~く読めました。2021/02/05
はっぱ
22
8つの短編集。両親と暮らしている一人娘のマサミの幼い頃から40歳位までのご近所のとりとめのない話。何ともない日常だけど、ほっこり和む。2023/11/25