内容説明
池袋を震撼させる大学生連続リンチ殺人、通称・てるてる坊主殺人事件。被害者は皆、頭にビニール袋が被された姿で発見される。ジャーナリスト・小柳は被害者たちと怪しげな二人組の繋がりを掴む。――依頼を受けた“もの”を秘密裏に始末するという都市伝説めいた存在、始末屋・バルトアンデルス。異能を持つ盲目の少女・律と、彼女を保護する一見軽薄な男・陽司。謎に包まれた彼らの思惑に、やがて事件は絡め取られていく……。
「てるてる坊主」姿の遺体、大量の薬物、真犯人の目的とは――。猟奇殺人を巡る戦慄のホラーサスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
32
死体が悲惨な状況の上描写が細かくて気持ち悪くなるくらい生々しかった。タイトル的に始末屋の目線かと思ったら、依頼人(ではないのか…)というか事件に巻き込まれた人と、始末屋側の半々だった。2020/09/22
雨
19
ラスト近くで犯人が解ってしまった。設定はとてもいいと思う。しかし猟奇殺人と言ってもそこまで犠牲者もないし物足りないかな。2020/09/04
hautan
10
図書館本。表紙の絵が綺麗でしたが確かに本の イメージと違う(陽司)・・・ グロな部分は案外大丈夫でした(^^; 屈折している犯人は途中で想像出来たけど 後半が面白かったです。律、なんかカッコイイ 。全体的にキャラが分かりやすくて良かったです2021/04/29
にゃうぴょん
10
猟奇連続殺人の凄惨な表現は流石青木先生らしく生々しいです。始末屋の二人にはサイコメトリー能力を活かしてもっと活躍してほしいと思いました。2021/03/30
奈子累
9
面白かった!小柳編とバルトアンデルス編で全く違う展開に発展していく。もっとバルトアンデルスの始末屋について深く知りたくなった。シリーズ化してほしいなぁ。珍しく女の子の律が好きになった!盲目少女万歳(笑)個人評価:★★★★(文庫)2020/09/21