MF文庫J<br> いつか僕らが消えても、この物語が先輩の本棚にあったなら

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MF文庫J
いつか僕らが消えても、この物語が先輩の本棚にあったなら

  • 著者名:永菜葉一【著者】/なび【イラスト】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2020/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040648040

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内容説明

柊海人の日常は全てが灰色だった。可愛い妹と何かと気に入らないことがあればすぐに激昂してしまう父。アンバランスな家庭を守るため、アルバイトに明け暮れ、将来のことなんて考えられなかった。
天谷浩太の日常は全てが虹色だった。幼いころから欲しいものは何でも与えられ、何をしたって上手くいった。そんな二人に文芸部部長・神楽坂朱音は小説の世界の素晴らしさを説いた。そして、囁く
「君たちのどちらかがプロデビューして、私を奪って欲しい――」
いびつな関係の3人が小説という名の戦場に出揃うとき、物語は動き出す。小説に魅せられた少年少女が贈る、本物の青春創作活劇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロロシ33

56
飛びすぎかなぁ!? 小説書くのは難しいだろうし、大変だけど、もう少し大変さを書いて欲しかったなぁ 2020/11/15

よっち

52
可愛い妹と暴力的な父。アンバランスな家庭を守るためアルバイトに明け暮れ、将来のことなんて考えられなかった柊海人。そんな海人が小説の世界の素晴らしさを説く神楽坂朱音と運命の出会いを果たす青春小説。人生を変えるきっかけとなった朱音との出会い。何もかもが対照的なライバル・天谷浩太。歪な想いに囚われた朱音を巡る三角関係も絡めつつ、彼らの創作活動を軸として展開してゆくストーリーで、絶望的な状況に陥って小説を書くことを諦めかけた時も叱咤してくれる仲間がいて、大切な気持ちを胸に戦うことを選んだ彼らの姿が印象的でしたね。2020/09/22

まるぼろ

40
柊海人と天谷浩太、形は違えども神楽坂朱音という人に出会った事が切っ掛けで小説を書くことに魅せられた者達の物語です。とても面白かったです。生い立ちや環境の事もあって文字通り小説がなければ生きていけないと思っていた海人と、執筆活動の入り口からして数ある選択肢から小説を選んだ浩太と、その二人に多大な影響を与えた朱音と…。作中での出来事の通りにそれぞれ小説に対する思い入れや接し方が違うものの、やがて同じ「戦場」に立った三人のこれまでとこれからがとても良く書き上げられていたなと思いました。次回作もまた期待です。2020/10/21

しぇん

28
面白かったです。暴力を振るう父に守らないといけない小さな妹。劣悪なバイト環境で磨耗していた少年がたまたま出会った女王様に救われ、小説を書いていく物語。出会うライバルに小出しにされる未来のエピソードに結末がどうなるか気になって一気読みしてしまいました。ただ、物語は綺麗に纏まってますから続きはないですかね2020/08/23

わたー

26
★★★★☆作家のタマゴを主人公に据えたラノベ作家モノ。物書きを選ぶしかなかった少年と、好きな女の子に振り向いてほしくて物書きを選んだ少年。スタンスこそ異なれど、創作という修羅の道を、そしてプロという戦場を目指す。それはまさしく光り輝く青春で非常に面白かった。ただ、片方の主人公に対する扱いがちょっと度を超えていたので、そこだけもにょった。1冊で綺麗にまとまっていたが、彼らのその後の物語をもっと読んでみたいと思った。2020/09/05

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