田舎

著者名：山本直樹

太田出版（2020/08発売）

• ISBN：9784778323066

内容説明

『レッド』完結から2年、山本直樹の辿り着いた、結論にして新境地。
待望の完全新作！

暑い東京から逃れ、田舎の親戚の家に受験勉強のため逗留している男の子（フーちゃん）と、その家に住んでる女の子（キーちゃん）との間で繰り広げられる、親には内緒のウルトラピュア・エロティック・ストーリー！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

抜けるような青空。蝉の声。田舎の親戚の家に受験勉強のためにやってきたフーちゃんと、親戚んちの女の子・キーちゃん。いたずらが少しずつエスカレートし、禁じられた遊びへと発展する。大人たちの目を避け、遊びに深入りする二人。夢のような時間の中で、フーちゃんはキーちゃんが実は生きていないという夢を見る。夢から醒めた二人は、また遊びに夢中になる。けれど、夢なのはどちらか。いつしか聞こえなくなった蝉の声。夏の終わり。それは別れの時。（つづく）

2020/09/19

[kanon]

『レッド』連載中に溜まっていたものをすべて出した感じ。全編を通して一つのことしかしていない。何も考えていないだろうし、本当に何も起こらない。感情の起伏も無い。帯の，辿り着いた結論がこれとは…しかし、納得してしまう、出来てしまう感じがある。人間というより生物、という感じ。

2021/02/04

[マコ]

あとがきがまともすぎて笑ってしまった。覚えたて感が楽しそうでいいですね！キーちゃんがいなかったり突然大人になって何も覚えてなかったり、お盆の田舎特有のあちらとこちらが混ざった感じが良かった。次も期待してます。

2020/08/21

[なつのおすすめあにめ]

いや～、夏だねぇ～　笑

2020/08/30

[空金]

これぞTHE・山本直樹。結局、キーちゃんは何者だったのか良くわからなかったけどそんな事どうでも良くなるくらい良かった。窓全開でできるのも田舎ならでは。

2023/12/11