内容説明
いくら天才作家だからって、ここまでやっていいものか――? 誰もが知る文豪の「やばすぎる素顔」に迫る本。酒も女も、挫折も借金も……全部、「小説のネタ」だった!?「あの名作」は、こうして生まれた!◇ハチャメチャな生き方で女にモテまくり! 太宰治◇滅びの美学を表明! 「憂国」の天才作家 三島由紀夫◇「狂気」に呑まれる前に死んでしまいたい 芥川龍之介◇「女は『神』か『玩具』のいずれかである」 谷崎潤一郎◇「知の巨人」は「痴の巨人」でもあった? 森鴎外◇「東大教授の椅子」を蹴った理由は年俸額 夏目漱石◇「文春砲」をつくった男の“男気”と“男色” 菊池寛◇金の使い道の最善は「女へやる事」 直木三十五◇「純愛一筋」から「火宅の人」に大豹変! 檀一雄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
100
文豪と呼ばれる人たちはやはり凡人とは違うのだなあ。天才とナントカは紙一重と呼ばれるような人も多いし、女癖の悪い作家、自殺のことばかり考えていた作家、酒乱他。内容は文豪たちについて書かれた本から抜粋、編集して書かれた要はまとめ本。図書館にて2023/04/29
旗本多忙
50
明治から大正昭和に活躍した名だたる文豪達。破天荒というか常識はずれの生活というか、その生き方は自分に取っては非常に面白かったに違いない(笑)したいことはやり放題、今では単にスキャンダルでは済まないようなものばかり。栄光の陰に忍者あり!ではないが、文豪の陰に必ず女あり、それも尋常な恋愛と呼べるようなものではないのが多い。願望というものが男にはあるが、これは変態・・・いや乱歩も人の行動を盗み見するような作品がある、田山花袋を変態とはいわないが「蒲団」も「少女病」も、ある意味男とすれば願望あるものである(笑) 2021/01/04
えみ
45
人間が面白い。そんな人間から生み出された作品が面白くないわけがない。それが証明されている一冊。自殺、神経衰弱、結核、薬物、不倫、貧困、悪口…文豪と呼ばれる人々には必ずと言っていいほど、どれか一つは漏れなく付いてくる。それどころか、どれか一つでも当てはまらなければ文豪認定されない勢い。誰しも欠点はあるものだけれど、欠点を欠点だと思わず、恥とも思わず、寧ろ堂々と主張してくるところ。それができる人間こそ変人であり、天才なのかもしれない。己の感情に忠実に生きた彼らだからこそ、後世に残る作品が生み出せたのだろう。2020/08/14
kanki
28
不倫、借金、酒、たかり、フェチ、変態…やばい文豪たち、でも憎めない2022/11/08
のり
27
最近、YouTubeで中田敦彦の文学解説動画をいくつか見て、芥川やら太宰やら夏目やらの文豪の作品や生き方を改めて面白いと思ったタイミングで、今日書店にフラッと行ったら、この文庫が目に入り、思わず衝動買い。面白くてあっという間に読了。高校の時に作品と作者名を結びつけて暗記しただけで、深くは知らなかった話の内容や作家の生き様がダイジェストで解説されており、これ、高校の時に読んでたら、もっと楽しみながら文学史覚えられたなぁと思った。2023/05/06
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