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内容説明
見えない時代をどう生きるのか?
希望は必ずある!
「鬱の時代」「見えない戦争」「日本人の限界」「ヘイトスピーチ」「格差社会の壁」「居場所を失った者」「震災と災害」
私たちの現実の切実な問いに五木寛之と姜尚中が初めて向き合いとに生き方を模索した魂と魂の対話集。衝撃の刊行!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
64
五木氏がよく語るデラシネを姜氏と語る一冊。つまり、引揚者である五木氏と在日である姜氏と様々な事柄を語る。過去の雑誌複数掲載分と新たな複数の対談を収録。お二人の吸収という共通の土壌での言葉を利用すれば、ふっきれとるに感覚に繋がる、とのこと。いろいろ少し散逸的に語られており、正直、もう少し得るものを期待はしていた。ラジオやTVの対談番組を聴いているかのような一冊でした。2020/07/26
しゃが
44
「五木寛之と姜尚中が対話」とあったが、雑談的で五木さんを姜さんがインタビューしているような感じを受けた。五木さんは若者の頃、姜さんは中年の頃に気になっていたお二人だった。この本も2018年の出版告知から愉しみにしていたので残念だった。私自身この齢になっても、いまだ帰属意識に惑わされつづけている「漂流者」かもしれないが、「吹っ切れとるひと」にはなかなか難しい。(最近、紙媒体の読んだ本を探すのに時間がかかり、一苦労しています)2020/08/23
しゅう
14
思うところがあり、手に取りました。思っていたのとはちょっと違い、私には難しかったですが勉強になりました。1章は2008年の対談ですが、現在のコロナ禍の様子ととても合致していました。鬱の時代、在日日本人(国を信用できない国民)、いったい日本はどこに向かっているのか…。2021/03/27
hiromura
14
五木さんの著作は何冊か読んで、いろいろと力をもらった。姜尚中さんはテレビから聞こえる声だけで、画面を見るようになった。しかしこの対談集は私には難解だった。在日の差別というのは昔からあると思うが、いまやそれだけではない、日本全体が格差社会なのだろうか。読んでいて将来に不安を感じた。2020/09/16
喪中の雨巫女。
11
《私-図書館》引揚者と在日。好きな作家と、同郷の政治学者。対談がなかなかよかった。2023/07/22