内容説明
南国の大都会・シンガポールで、日夜繰り広げられる、男と女の危険なゲーム。じっとりと湿気を含んだ、けだるい大気にからめとられるようにして、過ぎていく退廃の日々のなかで、禁断の店「カフェ・オリエンタル」へ安樹子(あきこ)を向かわせたものは、何だったのか? そして、そこで安樹子は、ゲームの結末を見たのだろうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
25
森さんの作品は初めて読ませていただいた。退廃を描写するのがとても巧い。泥に似た空気の中に閉じ込められたような気分になる。それでいて一種の美も言葉の選び方に感じる。ほかの作品も読んでみようと思う。2014/11/15
yumiko
1
その昔、森瑤子さんはわたしにとって、大人の女性の象徴だった。 没後何年経つのだろう。 一生追いつくことはないだろうけど、目指すところはいつも同じ。 シンガポールで繰り広げられる愛憎劇。ベトナム戦争を絡め展開する物語はマリーナベイもフライヤーもないシンガポールをよりエキゾチックに描き出す。 男と女、そして崩壊。 これぞ森瑤子! 2021/04/09
Souki
1
日本人作家なのに洋書の小説みたいな言葉遣い。すごい肉欲的な描写多くて微妙。2015/02/20
金糸雀
0
熱。熱帯。熱砂。おいのち 差し上げとうなったら、本物のこいでありんしょう。 2020/04/20
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