咲かせたい！ 四季の宿根草で庭づくり 日陰・酷暑・悪条件を解決！

著者名：荻原範雄【著】

講談社（2020/08発売）

• ISBN：9784062209342

内容説明

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花を育てたいなら、どんな場所でも花と緑でいっぱいにしたいものです。とはいえ、環境がある程度整っていても、花をたくさん咲かせるには、どんな植物を選び、どう使うかを知る必要があります。そこで活躍するのが、宿根草です。宿根草でベースをつくると、四季を通じて植物を楽しむ環境がつくれます。
　また、庭やベランダで植物を育てたいと思っても、都会や住宅地の多くは、植物栽培に最適な場所であるとはいえません。そんなときにも、数えきれないほどの種類がある宿根草が、活躍します。
　住宅地では建物が密接していたり方角が悪かったりすることが多いため、多くの場合、日陰や半日陰で光量が足りず、普通の草花は育てられません。
　逆に、近年の異常とも思える温暖化で、特にベランダやコンクリートに囲まれたところや日当たりがよすぎるところでは、高温多湿で一般の草花はよく育ちません。
　また、庇のあるところでは、乾燥がひどく、通常の管理では水やりが追いつきません。雑草が生えやすい広いスペースには、カバープランツがおすすめですが、なにを植えてよいのかわかりません。
　これらの場所では、むりに植物を育てても、すぐに枯らしてしまうことになってしまします。しかし、「困った」場所でも、植物選びや栽培の工夫をすれば、「花と緑のある場所」にすることが可能です。植物好きは、どんな場所でもなにかを育てたいのです。
　そこで本書では、主に宿根草を利用して、花と緑いっぱいにする植物選びと咲かせ方、「困った庭」を解決する1冊にします。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

目次

はじめに 宿根草の適材適所で「困った」を解決して「季節」を感じる
Chapter01 コンテナ植えで庭やベランダを華やかに
Chapter 02 庭や小スペースを花いっぱいにしたい！
Chapter 03 日陰の場所でも植物を育てたい
Chapter 04 夏の暑さに負けずに植物を育てたい
Chapter 05 乾燥地など条件の悪い場所でも植物を育てたい
Chapter 06 ローメンテナンスの庭にしたい
Chapter 07 多湿の場所でも植物を育てたい
Chapter 08 やせ地、荒れ地でも植物を育てたい
Chapter 09 雑草に負けない植物でカバーしたい
Chapter 10 つる植物で立体的に花いっぱいに
Chapter11 庭がよくなる植物の育て方の基本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スリカータ]

今の住処の庭をなんとかしたいと思い、手に取った。ただただ、楽しく癒されました。植物の高低差を活かし、立体的な庭作りに憧れます。

2020/10/26

[もも]

素晴らしい本。暑さに強い庭づくり、に留まらず、乾燥地、ローメンテナンス、多湿、痩せ地、などなどタイプ別の庭造りをその豊富な知識や経験、そして具体的な植物で以って提供してくれる。園芸初心者の自分としては、一から苦労して実体験でしか学んでいけない環境はとてもつらく長い年月がかかるが、それを先人が教えてくれる。本って熟素晴らしい。写真も素敵。なにより作例が素晴らしい。本を開いた瞬間目が輝いた。

2021/08/24

[uki]

植栽の本はこれまでいくつか読んでいたけれども最近流通の園芸種を知りたくて購入。花をメインとした庭の植栽をはじめ、コンテナ、日陰、暑さ、乾燥地、ローメンテナンス、多湿、痩せ地などの目的別の提案がありがたい。個人的にはグラウンドカバーのページがこぼれ種や増え方の強弱まで書かれていて思いのほか役立った。また植物も宿根草をメインに据えつつ一、ニ年草や低木なども挙げるなど、画像を添えての組み合わせ例示が美しかった。

[てぃうり]

冬枯れの庭を美しくしたく読んだ。うっとり。

2021/01/18