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内容説明
新型コロナウイルスの影響により、テレワークを実施する企業が増えています。しかし米IBM・ヤフーなど世界をリードしてきた企業はすでに在宅勤務を廃止しています。
実際、業務を行う上で在宅ならではの問題が出ています。
例えば、在宅勤務中の社員の勤怠管理や評価方法に悩んだ。テレワーク実施に際して予想外の出資が発生した。働きすぎて予期せぬ長時間労働をしてしまった。こうした課題に加え、孤立感からメンタルに変調をきたすケースも見られます。一方、家庭においては家事の分担などで夫婦間でのトラブルが発生し、コロナ離婚などの問題も浮上しています。
こうした状況を受けて、元毎日新聞経済部記者の小林剛氏がテレワークを巡るさまざまな「落とし穴」を検証し、その解決方法を探っていきます。実際に生じている問題点をとりあげ、テレワーク導入の手引書の紹介、テレワーク先進企業の事例紹介、さらにはテレワークの未来をうらないます。
著者自身が在宅で調査・執筆を行った本書は、コロナによって激変する現代の社会状況を捉え、これからの働き方や生活を模索する上での指針になるのではないでしょうか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
11
前書きで「情報源はすべてインターネットですっ!」と得意げに(?)宣言しています。著者としては独りよがりなエッセーではなく、根拠・出典のある客観的な本だと言いたかったのかもしれませんが、嘲笑的に用いられることの多い「こたつ記事」という言葉を著者が知っていたのかどうか・・・▼各種記事まとめという感じなので変なことは書いてないと思いますが「まとめただけ」とも言えます▼著者は毎日新聞・(毎日)「エコノミスト」出身。どちらも国語力・文章力・(企画力)に難を覚えることの多い媒体なので妙に納得しました。2022/06/26
ニョンブーチョッパー
8
★★★★☆ テレワークにかかるコストの章や、セキュリティ面に書かれている個所、巻末の「テレワーク導入のための手引書案内」など役に立ちそう。権限のある人にぜひ読んでもらいたい。ソニックガーデンの「お金の代わりに時間が報酬」というのは面白い試み。2021/09/23
チバ
1
カフェに行くと作業や勉強をしている人が多いことに驚く。実際はかどるのも体感済。自由が制限されるけどそれだからか人は中々、家での作業は思ったようにははかどらない。適度な緊張感がないと人間、楽な方にいきがちでそれを是正させるために余分なストレスがかかるのだと思う。そんな中でも自分を律して家での仕事を職場以上にパフォーマンス出来るタイプの人もいる。これからは多様な働き方が存在し国民全体の効率化がはかれるとよいと思う。切り替え期ある程度の不平等感には目をつぶる覚悟と是正するような工夫を続けながら。2021/01/24
Jun Shino
1
コロナでいきなり脚光を浴びてテレワーク。勤務管理やコミュニケーション、長時間労働をついしてしまう人もいる。また在宅勤務の評価をするにはそこに合った仕事の考え方と制度が必要だ。働かないおじさんの存在など、以前からあったがよりクローズアップされた事象もある。 テレワークに関しては、コロナという劇薬のような出来事があって初めて考えることになったと見るべきだろう。オフィスを削減する企業もあるようだが、私は出社の方が効率的な面も多いということを知っている。働き手にも納得感のある方向に進んで欲しいなと、思う。 2020/09/20