講談社文芸文庫<br> 作家の日記

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講談社文芸文庫
作家の日記

  • 著者名:遠藤周作【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2020/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061982864

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内容説明

作家としての精神を育んだフランス留学時代の内的記録――1950年6月、第1回カトリック留学生として渡仏し、1953年2月、病によって帰国するまでの2年7ヵ月の、刺すような孤独と苦悩に満ちた日々。異文化の中で、内奥の〈原初的なもの〉と対峙して、〈人間の罪〉の世界を凝視し続けた、遠藤周作の青春。作家としての原点を示唆し、その精神を育んだフランス留学時代の日記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiratax

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福武文庫版を読む。早稲田の虹書店の20円棚(正しくは21円)で購入。 若き遠藤青年のフランス留学記。途中、体調を崩し志半ばで帰国を余儀なくされる。行動が逐次記され、行きの船は横浜から神戸を経て、香港、マニラ、サイゴン、シンガポール、コロンボ(スリランカ)、ジプチを経てスエズ運河から地中海を横切り、マルセイユへ至る。船酔いと戦い到達した国で勉強していたはずのフランス語のヒアリングはまったくできない。ありがちな洗礼から、青年の苦悩の日々が始まる。2013/01/10

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