内容説明
コロナの時代をこえてどう生きるか。禅と千日回峰行の二人の仏教者が徹底対論。自らの出家のわけから始まって、〈行〉ということ、今この〈世界〉をどう生きて死ぬか、そして〈仏教〉のちからとは。今を生きる我らに示唆豊かに語り尽くされる白熱の対論集。明日をどう生きるか、こころ求めるあなたに、ぜひ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュリ
4
二人とも自分は偉いという態度をとっていない。偉くなると上から目線になる人がいるけれど、そういったところがなくてすごい人たちだなと思った。こういうのが僧侶のあるべき姿なのではないかと思う。2023/02/14
Go Extreme
2
すべての自己を成長させるものと感謝して人生を刻む生き方 弟子にしない:礼儀なし・勇気無・がっつく 人間の持てる能力はおよそ決まっている→これに懸ける以外の時間は無駄 行を終え、行を捨てよ 修行はやり直しがきかない 右足に謙虚・左足に素直 困難を鍛錬と思う心 生身の身体があるうち 若さ:苦しみを吹き飛ばす知恵 年月を重ねる:苦しみを活かす知恵 仏教:慈しみの愛 一人を慎む リスペクト:他人の喜び=自分の喜び いつも明るく楽しく、とらわれずに生きないと時間がもったいない 人生心次第 心の平安こそが最高の幸せ 2020/07/28
たいきち
1
図書館。失敗をしなければ何をどうすればいいのかは分からない、それを体験してきたからこそ繰り返し伝えているんだなということは分かりました。正直、長々語られてた行の話などは理解できず気持ちに入ってこなかったのですが、今はお寺の経営も厳しく、黙っていても檀家が支えてくれた時代は終わったという話は納得。自分もお寺は離壇料しか興味ない。15年位前に飛行機で同乗した若いお坊さんの集団が話てたことはヴィトンのバックのことばっかだったなと思い出した。とっくにバブルは弾けていたけど。あの人達どうしてるかな…とふと思った。2021/08/19
yunyon
1
読後感がスッキリ!、お二方ともスゴイ人なのに、なんだかとてもチャーミングだし。人間死ぬときは、死ぬ。そのときが来たらちゃんと死ねるように、毎日笑って生きよう~2021/04/21
球子
1
本の帯に「コロナの時代をこえて!」とあるので、コロナに触れるのかな?と思ったら一切触れず。なので、アフターコロナのことを考えている人にはお勧めしない。ただし、刻々と変化する今の時代に臨機応変に対応するヒントを得るためなら一読はアリだと思う。なるほどーと思う言葉もあり、古い日本仏教から一歩踏み出すために行われた対談でもあるように思う。2020/09/09