内容説明
星間紛争中のある重大事件にかかわり、心に傷を負った重巡洋艦のAI〈トラブル・ドッグ〉は、終戦後にみずから軍を辞した。その後艦の武装を下ろして人命救助団体に加わり、新たな艦長サリーらと共にレスキュー活動に勤しんでいた彼女は、あるとき遭難信号を受信する。すべての惑星がオブジェのように加工されている謎の星系・ギャラリーで、民間船が何者かに撃墜されたというのだ。急ぎ駆けつけた〈ドッグ〉は、銀河の命運を賭けた戦いに巻きこまれる。はたして14歳のAIは銀河を救えるか? 英国SF協会賞長編部門受賞の傑作宇宙SF。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
28
期待していたよりずっと面白かった。ただ「ウォーシップガール」というタイトルはどうかな。少女っぽい感じは僕にはしなかったし、人格を持った重巡洋艦だけの物語としてしまうのは、ちょっと違うのでは?まぁ、違和感があったのは日本語タイトルのせいであって、作品そのものはSF性も十分で、戦闘場面も楽しめる。登場人物たちもちゃんと描かれていて、とても上質なSFでした。第二部が早く出ないかな。2020/11/01
鐵太郎
21
「集塊派」と「外向派」という二大勢力の仁義なき戦いに絶望したカーニヴォール級重巡洋艦トラブル・ドッグは、というかフネを管制するAIは、集塊派艦隊から脱走します。ぼくという一人称ですが「彼女」であるこのフネは、敵である「外向派」から離脱したサリー・コンスタンツを艦長として人命救助団体である「再生の家」の一員となったのでした。彼らが依頼された任務とは二隻の遭難船の救出でしたが、その二隻目があちこちの陰謀がらみ。スリリングな展開と驚くべき決着。すごい。しかし、アニオタ向けなのか、この邦題はいただけない。2021/03/13
k16
18
タイトルから「艦これ」っぽいの想像したけど全然。なんか「敵は海賊」のラジェンドラ想い出した。 過去に惑星虐殺に参加した艦(AI)が償いのため人命救助艦となっての物語。 って3部作なので続き読みたいけど邦訳あるのかな。 しかしAIが14歳少女という設定はあまり意味を持たずタイトルと表紙イラストはミスリードに思う。2025/06/01
もち
18
「そうだよ、ぼくはここに来た。あたって砕けろさ!」◆虐殺に嫌気が差して除隊した巡洋艦AIは、救助船として活動していた。艦AIに自殺を選ばせる新兵器と、彫刻星群の秘密を追うが――。〈困難の猟犬〉は因縁の相手だけでなく、宇宙の命運とも対峙することに。■シリーズ第1作。はぐれ者たちの救助劇が、心地よいテンポと途方もないスケールで綴られる。騙し合いの対艦戦、未知領域の探検、太古の伏線と大逆転、異星人の言葉と清冽な感動。その全てが感嘆を呼ぶ、傑作スペースオペラ。2020/10/24
アラム
16
戦争で命令により虐殺行為を行った艦のAIが退役して「再生の家」という人助け集団に加わる話。物語としては、マアマア。だけど表紙絵とはあっていないと言わざるを得ない。「ガール」は艦のAIと思うんだけど、あんまりメインとしては押し出されていない感じがするのでモヤる。そもそも、原題は『EMBERS OF WAR』なので「戦争の残り火」とかじゃんね。無意味なガール要素でミスリードなのはいただけない。2022/12/18
-
- 電子書籍
- オフィスの死角 あなたが体験した怖い話
-
- 電子書籍
- 虐げられたお針子令嬢は隻眼の軍人王に愛…
-
- 電子書籍
- WORLD SOCCER DIGEST…
-
- 電子書籍
- 世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト…
-
- 電子書籍
- 公爵の秘密の世継ぎ 天使のウエディング…