朝日文庫<br> 歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」

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朝日文庫
歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」

  • 著者名:網野善彦【著者】/宮田登著【著者】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 朝日新聞出版(2020/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022620194

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内容説明

養蚕と織物を担う女性、民俗行事を担う子供、社会の調整役としての老人。彼らを主人公に日本列島の歴史をたどると、従来の日本像をひっくり返す、新しい視座が開けてくる。歴史学と民俗学の泰斗が語りつくす、目からウロコの歴史世界。(解説:渡邉大門)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

12
「田植えの方法は、例えば車田みたいにグルグル輪になりながら進むのが古式だった。要するに神霊をそこへ招き寄せるんだと。田植えをお祭りだと考えているわけです。しかも神を迎えるために早乙女が晴れ着を着て行う。性的な要素が強い所作もある」-宮田登 / 網野善彦と宮田登というフェイバリットな歴史&民俗学者の対談という事で読み始め、ダラダラと何ヶ月もかけてようやく読了。しかし、いきなり冒頭から宮崎駿の『もののけ姫』の話をしていたのには、常日頃からアンチ・ジブリを標榜するジブンとしてはビックリ(笑)。2021/03/31

MiG

2
一般的な農業を中心にした日本史のストーリーを全く別の視点から新しく捉え直す対談集。40年~25年位前の対談の再録なので時事ネタには流石に古さはあるが、今まで当たり前だと思っていた歴史がひっくり返されるような爽快感があった。 特に養蚕と女性の関わりについてと民具研究の渋沢敬三のくだりに興味を惹かれた。2020/08/18

 本の紙魚

1
知人からおすすめ本として送られてきたのだが、正直目新しさがなく読むのに少し疲れた。2020年の出版なのに「今の日本」として語られている話が少し古いなあ、と思っていたら収録自体は1982年ころからだったと知って納得。大学の先生たちが居酒屋で専門について熱く語っている光景が読みながら浮かんでいたら、やっぱり対談の中にはお酒の席でのこともあったみたい。バブルを挟んでの時代に民俗学や歴史学への危機感をお二人が強く持っていたことがわかる。あれから数十年、日本もだいぶ変わったところもあり、変わらないところもあったり。2021/07/14

カネコ

1
2020/09/23

zatugei

1
洋泉社から、初めはハードカバーで、ついで新書として出たものが、朝日新聞社から文庫となって出た。網野善彦、宮田登、両氏が逝って十年以上たつが、いまだにこうして著書が発売される。それぞれの学会でお二人の学説が、現在、どう扱われているかは知らないが、いまだに面白い。2020/09/12

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