内容説明
条文や判例の知識は学んだけど、法律を自分のものとして使いこなせない。数多くのこんな素人を玄人に成長させるための入門講義。『司法試験機械的合格法』(日本実業出版社)や『S式生講義シリーズ』(自由国民社)など、誰でもわかる説得力ある解説で名高い著者が最も学びにくい法律学の勘所を書き下ろした。法律学は生きている!そう腹の底から実感できる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YJ
6
非常にわかりやすかった!常識的な判断力。理論構成をする能力。強制力がないと、ルールは実現されない。事件とは意見の食い違いのことである。要件事実と主要事実。立法趣旨。妥当な結論:正義、公平さ、基準の明確性、反対利益への配慮、筋道が通っている。2017/04/26
LOVE弁慶
3
非常に良かったです。正にこの話を知ってから法律の勉強を始めるべき。でも、この良さをわかるのは散々勉強して悩み抜いた凡人だけかもしれないけど。2013/04/15
Humbaba
3
法律は条文を知っていることはもちろん大切である.しかし,それだけで法律をつかえるというわけではない.一体何を目的として作られているかと言うことを考えて使う必要がある.2010/05/11
LOVE弁慶
2
いい本です。仕事に追われてついついきちんとした本を読むことをおろそかにしてました。今更ですが早い段階でこの本に出合っていたらと悔やむくらい。図書館で借りて再読ですが、購入する予定。2014/03/08
ま
1
勉強になった。判例と学説はなぜ対立しがちかってところはなるほどと思った。法律を学ぶにあたり指導者がすっとばしがちなところを丁寧に説明してあり、著者のポリシーが感じられる。やや古い本になってしまったが問題なし。後輩に勧めたい良書。2018/09/17