新潮選書<br> 激甚気象はなぜ起こる(新潮選書)

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新潮選書
激甚気象はなぜ起こる(新潮選書)

  • 著者名:坪木和久【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2020/08発売)
  • 夏休みは読書三昧!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/21)
  • ポイント 400pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106038563

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内容説明

豪雪が交通を分断し、竜巻が車を吹き飛ばす。夏は熱帯のような酷暑となり、台風が迷走、河川が氾濫し家々を押し流す。日本列島はここ数年、「これまで経験したことのない災害」に見舞われている。気象庁が「命にかかわる非常事態」と表現する激甚気象はなぜ起こるのか? 気象学の第一人者が最新の研究結果をもとに解き明かす。 ※当電子版には、新潮選書に掲載の写真の一部は収録しておりません。ご了承ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

101
酷暑や豪雨、豪雪などの天災は忘れた頃ではなく、毎年必ずやってくる。うんざりしたり痛い目に遭いそうになると、一般人は天を呪うか避難準備をするくらいしかできない。しかし異常気象が頻発する理由を理解しているか否かで、災害への対応や心構えは違ってくる。気象学者が高校の地学の教科書レベルから解説してくれる本書は、複雑怪奇な異常気象の発生メカニズムを知る上で役立つ。地球は好き勝手に動く生き物であり、その薄い皮膚の上にしがみついている人類は小さな努力を重ねるしかないのだ。何よりの努力は著者の言う通り「記憶する」だろう。2022/06/09

まーくん

92
渋い題名にふさわしい?充実の書。サラリと読み流すことはできない。気象学の基本からスパコンによる台風の雲解像モデルまで丁寧に説明。大気の運動方程式が一本、”見本”として掲げられるも、他に数式なし。ラプラスの決定論的世界を具現化しようとした数値予報の歴史が興味深い。流体(大気)の表現には二つの方法があるという。大気中に有限個の空気塊を考え、その変化を追っていく方法と、有限個の観測点を空間に配置、ある時刻の状態を知り、その後を予測する方法。現代の数値予報は後者。方丈記「行く河の流れは絶えずして…」の世界だとか。2020/06/16

壱萬弐仟縁

50
寺田寅彦先生の「天災と国防」は重要な随筆である(22頁)。高緯度ほど地球温暖化の影響が顕著となる(31頁)。ジョンダリという3年前の東から西へ、日本に上陸した台風は、寒冷渦と呼ばれる反時計回りの流れ(48頁)。危険。太平洋側が。日本は中緯度帯で暖気と寒気がせめぎ合い、激しい変動帯(60頁)。そして、豪雨の線状降水帯の説明(157頁)。詳細は194頁からにある。クラウドクラスターということばは覚えておきたい。2021/09/06

Mark

15
興味深い内容で、大学院レベルの内容もあり、難解ではありますが、気象現象の複雑さを印象付けられました。 気象を解析するための要素は、気体である大気、液体である海水、そして、個体である地表(地形)がすべてかかわります。さらに地球の自転なども絡み合って、全容を理論的に理解するのは無理です。 理論構築のため測定が必要ですが、観測点不足や、技術的に困難なものもあり、進歩はしているものの、予測の精度には限界があるとのこと。例えば、大気中に含まれている水蒸気の量が重要にもかかわらず、正確な測定が困難なのだそうです。2020/09/26

雲をみるひと

13
集中豪雨、大雪、洪水、夏季の異常高温といった激甚気象災害を主に取り上げた気象解説所。選書でありながら専門的過ぎず、分かりやすさ、読み易さが意識されていると感じた。気象ジャンルの中では、内容、読み応えを考えれば上位を占める良本だと思う。2020/08/05

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