内容説明
猫まみれな日々の、出逢いと別れを描いた感動物語! 「我に忠誠を誓うのであれば、汝を拾ってやろう」半年前に愛猫を亡くし、悲しみを引きずったままの会社員・藤崎麻衣の前に突然現れた、1匹の猫。美しいオッドアイに純白のもふもふな毛並みの持ち主は、人語を操っていた……!? 威厳を見せたがるのに、語尾の『にゅ』がとまらない不思議な喋る猫・閣下に導かれ、麻衣は『ニシキタにゃんこの保育園』を運営する青年、総領一樹と共に、保護猫活動を手伝うことになって――!? 癒し満載ほっこりストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Walhalla
29
『ニシキタ』につられて手にしました。西宮北口の周辺が舞台の作品ですが、保護猫活動を手伝うことになった主人公の麻衣さんが、愛猫を亡くしたショックから立ち直りをみせる姿がとても感動的でした。著者は大の猫好きだそうで、「癒し」のルビが「にゃんこ」となっているほどです。ですが、ただ猫ちゃんがモフモフ可愛いだけの物語ではなく、地域猫活動を通じ、人間と猫ちゃんの共存には避けられない諸問題についてもしっかり触れられていて、猫ちゃんへの愛情に溢れているのを感じました。また、私にとって馴染みの土地なので、感動も倍増でした。2022/07/06
よっしー
18
タイトルにひかれて読んだ一冊。ニシキタを中心に西宮の海側を中心に、色々アピールしながらお話が進んでいきました。不思議な存在は閣下だけで、他の面々は至って普通。やや、猫に対する愛着が深すぎるようにも感じたのは、私が飼ったことが無いからでしょうか?(笑 確かに西宮は野良猫も多いですし、手術を受けさせる団体がいるのも知っていましたが…現実にもこうして安心して猫達が過ごせる空間があると良いですね。猫に癒された一冊でした。2021/11/18
ツン
12
「つらくてつらくて仕方ないのは小太郎とすごした日々がそれだけ素晴らしかった証拠なんよなあ」猫を亡くして落ち込んでいた家族が立ち直るきっかけになったお父さんの言葉。私も(猫ではなく)犬を飼っているので、心に刻みました。2020/12/02
チェス
6
涙無くして読めませんでしたよー、閣下のにゅ言葉が可愛かったし。2021/08/21
ココアにんにく
2
冒頭で猫が喋る小説は夏目漱石以来です。「ニシキタ」シリーズを読むのは2作目。よく喋るオッドアイの猫は西宮ではハルヒ以来です。高木公園で「ヒロくん」は地元ネタすぎてコーヒーを吹き出しました。保護猫活動はTMR活動など初めて知ることばかりです。一緒に長年暮らしたペットと死別する辛さを思いだした。 輪廻転生は人間の歴史において辛い死別を膨大な数、経験し生み出された概念にも思える。一方猫の描写が可愛すぎて感情が揺さぶられる。アクタ、鳴尾浜、夙川公園、武庫川団地、今後西宮各所で更に猫に注目しそう2022/11/14
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