内容説明
猫まみれな日々の、出逢いと別れを描いた感動物語! 「我に忠誠を誓うのであれば、汝を拾ってやろう」半年前に愛猫を亡くし、悲しみを引きずったままの会社員・藤崎麻衣の前に突然現れた、1匹の猫。美しいオッドアイに純白のもふもふな毛並みの持ち主は、人語を操っていた……!? 威厳を見せたがるのに、語尾の『にゅ』がとまらない不思議な喋る猫・閣下に導かれ、麻衣は『ニシキタにゃんこの保育園』を運営する青年、総領一樹と共に、保護猫活動を手伝うことになって――!? 癒し満載ほっこりストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
251
ねこねこ愛が前面に出た6話連作。ちょっとエゴも出ちまっているけど、それはしょうがないよね。それに僅かではありますが、ファンタジー要素もあるけれど。小説の体を為すための最低限度のものとなっているのかな。全員のコンセンサスを得られている訳では無いのかも知れないけれど、現時点でヒトとねこが幸せに過ごす為のラインも描かれていた様な。改めて全てのねこが安心で幸せであって欲しいですね。ねこボランティアさんにも感謝です。そして我が家の愛猫さん達も自身の満足度の高い生涯を全うして欲しいし、その為に色々調えますよ。2025/09/14
Walhalla
29
『ニシキタ』につられて手にしました。西宮北口の周辺が舞台の作品ですが、保護猫活動を手伝うことになった主人公の麻衣さんが、愛猫を亡くしたショックから立ち直りをみせる姿がとても感動的でした。著者は大の猫好きだそうで、「癒し」のルビが「にゃんこ」となっているほどです。ですが、ただ猫ちゃんがモフモフ可愛いだけの物語ではなく、地域猫活動を通じ、人間と猫ちゃんの共存には避けられない諸問題についてもしっかり触れられていて、猫ちゃんへの愛情に溢れているのを感じました。また、私にとって馴染みの土地なので、感動も倍増でした。2022/07/06
よっしー
19
タイトルにひかれて読んだ一冊。ニシキタを中心に西宮の海側を中心に、色々アピールしながらお話が進んでいきました。不思議な存在は閣下だけで、他の面々は至って普通。やや、猫に対する愛着が深すぎるようにも感じたのは、私が飼ったことが無いからでしょうか?(笑 確かに西宮は野良猫も多いですし、手術を受けさせる団体がいるのも知っていましたが…現実にもこうして安心して猫達が過ごせる空間があると良いですね。猫に癒された一冊でした。2021/11/18
ツン
12
「つらくてつらくて仕方ないのは小太郎とすごした日々がそれだけ素晴らしかった証拠なんよなあ」猫を亡くして落ち込んでいた家族が立ち直るきっかけになったお父さんの言葉。私も(猫ではなく)犬を飼っているので、心に刻みました。2020/12/02
宇宙猫
10
挫折。保護猫活動の説明がメインのようで面白くなかった。2025/12/01




