内容説明
日本人のルーツは1万5000年前から1万年以上続いた縄文人です。
縄文人は、最近の研究で右脳的な人たちであり、
争いがなく皆が助け合って暮らしていて平和的であったといわれています。
そのような平和な民族が1万年以上続いたことは奇跡的なことであり、
それは日本が島国であり、自然が優しくて厳しいという環境がそのような人たちをつくってきたのだと思われます。
魂は様々な臨死体験の報告から見ると右脳的であることは間違いないと思いますが、
縄文人もお墓を集落の真ん中に作っており、死後の世界と密接につながり、
右脳的であるがゆえに、魂を身近に感じていた人たちのように私は想像しています。
日本人はそのような縄文人の遺伝をついでいるので、
先進国で唯一といっていい、争いを好まない右脳的な民族になっていったのでしょう。
そういう意味では、日本人がいろいろな分野において、世界の中でも重要な役割があることは自明の理であり、
その自覚とその役割を果たす覚悟が今求められる時代になりました」(本書「おわりに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisapia
7
今の社会は機能性とか効率ばかりを求めるようになった左脳思考世界になっている。日本人は自然災害も多く、自然に対して畏怖や尊敬の念を持ってきた右脳民族だから左脳思考が強い社会で鬱が増えてきているのではないか。本来は魂を大切にする日本精神が忘れられている。視床下部がしっかり働くことで動く意識は波動ではないか。よく治る患者は治癒した後にどう社会に貢献していきたいかの意識がある人。我慢を覚えさせることで発達障がいの改善がある。志を持たせる。これからの時代は魂を磨き合うことが重要になる。などなど勉強になった。2023/09/22
雲
0
うーん。篠浦先生は一線で活躍する脳外科医。ややスピリチュアルな内容だ。それはいいんだが、先生は、国粋主義者なのかな?そこが気になって、内容はあまり入ってこなかった。 ミスター左脳、ミス右脳、ミスターブレインという三者の退団形式で書かれているのだが、これが回りくどくて読みづらい。だから、なに!?と言いたくなる本。 2021/03/19