内容説明
将軍家斉の御落胤・飛川角之進。
彼は諸国悪党取締出役を任ぜられ、各地にはびこる悪人を、
補佐役の春日野左近と手下の草吉とともに退治している。
若年寄の指示で、みちのくの小藩・陸中閉伊藩に向かった角之進たちは、不穏な噂を耳にする。
この地は、もともと鬼の棲み処だというのだ。
おまけに、一昨年くらいから、藩主の顔を見たら、目が潰れるとまで、領民たちに言われていて……。
書下し痛快時代小説。
【目次】
第一章 江戸出帆
第二章 釜石まで
第三章 鬼伝説の地
第四章 城下潜入
第五章 山城へ
第六章 御前試合
第七章 攻防戦
第八章 念彼観音力
第九章 光と闇の戦い
第十章 最後の砦
第十一章 それぞれの味
終章 次なる雲
-
- 電子書籍
- 帝国ホテル・ライト館の謎 ――天才建築…