内容説明
東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の訊き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部の三つが統合された新組織だ。赤堀は所属のせいで事件現場には立ち入れなくなったが、今回の被害者の死亡推定月日を、解剖医の出した5月20日前後という推定から大きく外し、虫の分析によって6月1日午後3時から4時の間と言い切る。さらに、同僚となったプロファイラーから、重大な分析がもたらされるが……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
111
このシリーズ6作目ですが今回は昆虫というよりも、どろどろした人間関係が引き起こす殺人事件です。主人公の父親との関係も初めて語られます。主人公も落ち込んだりしますがこの作家の作品を読んでいると内容はかなり暗い感じがするもののさらっと読んでしまいます。昆虫もあまり出てこないのですが珍しい昆虫で周りにいたら厭だという気持ちになりました。2020/12/14
ゆいまある
94
血塗れの事件現場、ウジがびっしりついた指から始まり、腐敗した遺体と大量の虫、虫、虫に見事な伏線回収までの流れ。いつも通り楽しめる。のだが、精神神経センターのそっくりさんまで出てきてそれっぽいものの、アルコール依存症の描き方が古過ぎる。更にヴィーガンや食品添加物が悪意を持ってデフォルメされててやだなあ。息子をここまでベジにする女がノンベジの男と付き合う訳無いだろ、普通。面白いことは面白いんだけど、無理なこじつけが今回も多い。岩さん離婚は赤堀と接近の前触れだと思ったけどラブ要素なし。うーん。次作に期待。2021/01/23
五右衛門
75
読了。このシリーズ面白いですよ。しかも今回のテーマがアルコール依存症からのベジタリアン依存症(菜食至上主義)。このカテゴリーに辿り着くまでは全く五里霧中の捜査。虫たちの声、現場状況は後半の謎解きの答えを指しているにも関わらず。中弛みも全く無くズイズイ読まされました。けれども余りにも犯人たちの異常性が怖すぎました。けれどもこのシリーズ追いかけ続けますよ。このコンビも気になります。2022/03/12
ナミのママ
64
<法医昆虫学捜査官シリーズ>6作目。今回はなかなか赤堀涼子が出てこないので巻頭、退屈してしまった。かわりに久しぶりの鰐川刑事の登場。そして事件を解決に結びつける虫に、新しくやけど虫が登場。想像するだけで毒々しい姿と強烈な毒虫。思わず鳥肌が立つぞっとする場面。赤堀のプライベートや過去が新たにわかり、これが今後、どうなっていくんだろう?文庫で追いかけているので、次作まで待とう。2020/09/12
sin
61
死体のない血塗れの殺人現場…僅かに残された被害者たちの3本の指の蚕食の違いに法医昆虫学者の抱いた疑惑が事件を掘り下げていく、念願叶って所属することとなった『捜査分析支援センター』の同僚プロファイラーとタッグを組んで先の見えない捜査に協力するが組織の理解は未だ遠い、今回の注目昆虫は最近被害が増えてニュースで話題になったあの“やけど虫”…その体液に触れると水ぶくれになってしまうが、意外や日本全土に分布していると云うので注意が必要…そしてその“やけど虫”が告げる真相とは、捜査の裏をかく物語の結末に注目だ。2020/09/08
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