内容説明
あの頃は皆、ジャズ喫茶マスターに憧れた! あの「幻の名著」が改訂新版で復刻!(その後の足跡を追記)。伝説の横浜「ちぐさ」の吉田衛さん、「ダウンビート」の安保隼人さん、新宿「木馬」の小澤祐吉さん、吉祥寺「ファンキー」の野口伊織さん……、全国31店の店主たちが告白した「おれたちのジャズ狂青春記」。1970年前後の熱狂、そして90年バブル期最後のオマージュが24年ぶりに甦る。本書は『おれたちのジャズ狂青春記/ジャズ喫茶誕生物語』として1991年に刊行された書籍の改定新版。全国31の有名ジャズ喫茶マスターが店を始める経緯を、店主自らが笑いとペーソス溢れる文章で綴ったもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんしん
5
各地のジャズ喫茶のマスターたちが、それぞれにジャズへの思いを熱く語った。 もとは1991年の本で、24年後に再出版。 文章を寄せてくれた各地のジャズ喫茶の存続/閉店情報が各文の後についているが、それをみてにっこりしたり切なくなったり。 おやじたちの熱さがつまっていた。2016/06/27
かず(・∀・)ノ
0
70年中頃に大阪と兵庫の境目あたりで実際にジャズ喫茶を経営していた自分はこの本に書かれた苦労や喜びがよくわかります。レコードが無いと話にならない事情とか皆さん同じような事をしていたんだと納得です。私事ですが、大阪心斎橋の「阪根楽器(輸入レコード)」の渡辺さんにはお世話になりました。すべては遠い昔の思い出です。2017/09/05
ロディ
0
ジャズ喫茶が登場しだした1970年代前後のお店の 誕生のいきさつを店長が語る24年前の復刻本 なので今はもうマスターが亡くなって店もないというものも あるけどいまだに健在している店があって それぞれのジャズへの愛にあふれている一冊 なかなか昔のジャズ喫茶って敷居が高くて 間違った振る舞いをすると怒られそうだったが いい音でいい音楽を流しているあの空気感って居心地がよく なんとか存続してもらいたいお店たちの本だ2015/06/20