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内容説明
学力格差を克服するのに必要なのは、すべての子どもの基礎学力を下支えする「学力保障」である。本書は、学力低下論争への考察を皮切りに、学力について考えを深め、学力格差の実態を考察する。そして「学力保障」をカギとして、「効果のある学校」「力のある教育委員会」の実例を紹介し、学力格差克服の方法を探っていく。よりよい未来をつくるために、これからの学校、公教育の進むべき道を示唆する、学力格差研究の集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
23
本書は著者が還暦を区切りとした総まとめ本となっている。2010年にも「学校にできること」というその段階での総まとめ本を出していたが、ここ10年間の変化も見て取れる。教育社会学の入門書としてもよい。教育社会学のテーマはほぼ学力格差の問題。今の日本での学力格差の緩和のためには、能力主義に振りすぎている方向性を平等の方へ向けそのバランスを取ること。本書の章立てをフィロソフィー、サイエンス、アートに分けていて、問題解決のためにすべてが必要という著者の思いが込められている。2020/11/30
totuboy
5
今回のコロナによって、もう一度教育というものを社会の中でどうとらえていくか、ということを誰もが真剣に考えないといけないのではないだろうか。現場の教員は疲弊している。それは、今まで社会全体がある意味では世界トップクラスの日本の公教育に大きく依存してきたからであろう。本書では日本の教育の素晴らしさをしっかりと分析しているところもある。結局集団作りが大切ということは現場の人間ならだれもが感じたいること。学力の樹とスクールバスのモデルは端的に要点がまとめられていて参考になった。2020/08/18
げんざえもん
3
それにしても「新しい…」「豊かな…」「伸びやかな…」「たしかな…」「真の…」「解放の…」「こころの…」「つながる…」などなど、教育業界御用達の形容句って、よく分からんし何だか気持ち悪い。格差の克服には、点数稼ぎに陥りやすい「学力向上」よりも、ペアレントクライシーを緩和する「学力保障」の方が適切、との主張には全く同感なのだが…2025/06/11
yu12418
3
行き過ぎたメリトクラシーとペアレントクラシーは格差の再生産にしかならないというのは、そのとおりだと思った。 早い段階での私学受験は、エリートの再生産には有効なんだろうけど、「できる」人たちとの馴れ合いが続くばかりで、様々な境遇の人と接することで育まれる人間としての深みみたいなものは、確かにあまり期待できそうにないなと思えてしまう。2024/07/16
とりぞう
3
「本章後半では、『学力保障』の考え方 を取り上げ、『学力格差』という課題に対応する際の基本コンセプトとして、『学力向上』ではなく『学力保障』を採用する意義を主張する」という視点で書かれた本。筆者の背景には、「成功した同和教育」を見た(体験した?)ことがある様子。しかし世の中にはボロボロの同和教育もたくさんあるわけで(転校先が同和教育校でひどい目にあった)、筆者の思い入れについていけない感じがする。何度も出てくる「解放の学力」で、小学・中学の「ひどい同和教育」を思い出してしまって辛さすら感じた。2022/12/22
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