乱歩の日本語

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紙書籍版価格 ¥2,420
  • Kinoppy

乱歩の日本語

  • 著者名:今野真二【著者】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 春陽堂書店(2020/08発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784394770008

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内容説明

初出から現在まで50回近く出版された作品もある江戸川乱歩。その都度、編集・校訂を加えられたテキストから乱歩の「執筆時の気分」をはかることはできるのか。それぞれのテキストを対照させながら検証する。 乱歩ならではのキーワード(麻布区K町 鬼熊事件 開化アパート…)やオノマトペ(むくむく ねっとり ギョクン…)についても豊富な用例から掘りさげる。 「新青年」「キング」などで連載した初出の誌面も多数掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

58
テキストクリティックは活字になったあとも続く。乱歩の場合、後年に自作の表記を改めたところが多いが、日本語が大きく変化する途上の時代(今もそうかもしれない)に、作家となり、自身も変化に寄与したわけである。自註が多いのも、つねに時代に合わせてアップデートしようという姿勢だったのだろう。ところでなぜ乱歩なのか? 少年探偵シリーズなど、ジュブナイルへの注意を強調し、文献紹介にもページを使うなど、著者の乱歩ファンぶりがうかがえる。できれば今後、作品のリライトに関する実態について、詳細が解明されたらと思う。2020/06/12

でかぱんちょ

26
【図書館本】明治末から昭和を生きた江戸川乱歩は数多くの作品を残し、今日まで色々な出版社から文庫、全集等様々な形で何度も出版されてきましたが、時代と共にその言葉遣いが乱歩本人や校正によって変化してきました。本書はその研究本といえる一冊です。私も著者と同様、少年期に少年探偵団シリーズにハマって以来の乱歩フリークなのでかなり興味深く読み、懐かしく感じましたが、そうでない方にはちょっとマニアックすぎるかなぁ(笑)  2020/10/03

Gen Kato

3
乱歩ファンなので、各社文庫&全集における言葉や表現の違いは気になっていました。そしてあの独特のオノマトペ!「ドキドキ光る」とか「ムクムク」とか「ネットリ」! これこれこれ、これって乱歩だよねと嬉しがりつつ読了。また乱歩を読み返したくなっちゃった…2021/12/19

ryohei

3
あの明智小五郎の生みの親、江戸川乱歩の文章にこだわって分析した一冊。明治生まれで、大正から昭和にかけて作品を発表したことから、かなづかいや漢字・カタカナの使い方が時代によって変わっています。初出の雑誌、複数の全集、戦後の文庫化ヴァージョン。戦時下の検閲による削除箇所もあり、これまで気にもとめていなかった文章の違いに、乱歩の自作表現に対するこだわりを感じます。また、大人向け作品を少年探偵ものにリライト(これは子供時代よく読んだ)しているのですが、その一部は乱歩でない人物が行っていたのは全く知りませんでした。2020/09/09

fujinomiyamai

2
以前から気になっていた出版社による表記の違いや変換。他にも初出と全種の違い、特徴的で代名詞のオノマトペ等。乱歩を読み解く為のキーワードがたっぷりと入っている。 乱歩好きには必読の1冊であり、値段も内容と比べると驚く程に安い。 流石は乱歩と言えばの春陽堂書店である2020/07/04

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