内容説明
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東京の道端で、大阪の喫茶店で、ハワイのエレベーターで、青島の海辺で、パリの地下鉄で……、さまざまな場所で見かけた女性たちとその装いを、はらだ有彩が独特かつ繊細で美しい文章とイラストで描いた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
82
趣旨は素晴らしい。この本はファッションの本ではない。街を歩く彼女たちが未来永劫、その人生を終える日まで、益体のないジャッジに直面しないようにと勝手に祈るための本である。基本、好きなものを着ればよい。TPOをわきまえた格好を、または、ジョブスのように仕事以外に割くリソースを削減せねば、でなくとも。その人がその人であるならば。でも、はっきり言おう!変。全編のスタイルでひとつも素敵はなかった。ジャッジ以前、ジャッジを気にせず存在している。それはそれでよいのです。さて、狭間の方々の参考になるかしらん。2021/05/02
こばゆみ
5
内容を端的に説明したら、街で見かけた女性のファッションにまつわるエッセイなのだけど、ジェンダー論とか服飾の歴史とかめちゃくちゃ真面目に書かれているので、そういう学問の参考文献としても使えそう。そして妙な脱力感を醸しつつ、細部まで的確に描写しているだろうイラストがとても素敵(^^)2020/11/19
たかひろ
5
私は服が大好きなので、みな思い思いの自由な服装をした方が(こちらも見ていて楽しいし)良いのにとしばしば思う。しかし世の中には職場に適した格好とか、女性らしい(男性らしい)格好とか、色んな雑音が絶え間ない。本書では筆者が街で見かけた女性たちとその多彩(オシャレという意味だけでなく)な服装が描かれている。筆者の一貫した考えは、街行く彼女たちが自分が好きで着ている服装に対して益の無いジャッジにさらされないようにという願いだ。私ももっと自分の好みのスタイルを追求して、誰憚る事無く街を闊歩していきたいと思えた。2020/11/13
ganesha
4
ミニスカート、ピンク色、ヒョウ柄、ビキニなど目をひく女性の装いについてと、瀧波ユカリなど5名の服飾史。関西出身の著者の小気味好い文章を楽しみつつするする読了。王谷晶の「乗りたくもない「若い女」のステージに頑張って乗ってしまった方がいいのではないかと揺らぐ自分が確かにいた」ことと、「ばさらと呼ぶには恬淡で、かぶきと呼ぶにはさりげないくらいの荒っぽさ」という表現が印象的だった。2022/08/15
ニョンブーチョッパー
4
★★★★☆ 街で見かけた女性の服装と勝手に妄想したその女性たちの内面やこれまでとこれからの行動の考察。イラストは、可愛すぎず、ある程度そっけなく、かつ、おしゃれが伝わってGood。パリの3人のおばちゃんと性別不昧のスカートスキンヘッドが特に印象的。2020/10/16
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