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内容説明
「考える力」は、人間にとっての大きな武器です。
人類は考える力を手に入れることで高度な文明を築くことに成功しました。
……ですが、この考える力にも弱点があります。
それは、「考えすぎてしまう」ことです。
考えすぎると迷いが生まれ、行動が遅くなり、ネガティブな思考や感情が浮かびやすくなってしまいます。考えることは重要ですが、考えすぎは禁物。どのようにして折り合いをつければいいのでしょうか?
そこで、本書です。この本は、世界中の研究機関の研究で明らかになった「考えすぎない方法」を全45のアクションで紹介! 一例を挙げると……
情報が多いほど、時間をかけるほど、人は合理的に判断できなくなる
(ラドバウド大学ダイクスターハウスの研究)
考えているときよりもぼーっとしているときのほうが脳は効率よく働く
(ワシントン大学レイクルの研究)
「やる」か「やらないか」の決断は、コインで決めても幸福度は変わらない
(シカゴ大学レヴィットの研究)
優秀な人ほど、優秀な人のマネをして行動や思考を効率化をしている
(南デンマーク大学アナリティスの研究)
「フェイスブックをやめる」と幸福感が増す
(コペンハーゲン大学トロムホルトの研究)
などなど。「行動を最適化」し、よりよい行動をとるための方法をわかりやすくお伝えしていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kou
60
「考えすぎない方が、行動力や幸福感が高まり、仕事や人生にいい影響がある」。その方法や理由が45通りも書いており、読み応えがあった。ホントに、この著者の本は、どれも面白い。2021/10/31
TomohikoYoshida
36
考えすぎてネガティブになったり、不安になったりする人のための、前向きに生きていくためのマインドセットの本。最新論文をベースに解説し、マインドセットにつなげていくという流れで、非常に分かりやすく、行動に移しやすい。単なる精神論ではないのが良いところ。全部で45個のテーマが設定されており、最初から読んでも良し、気になるところから読んでも良し、という構成。自分にとってのポイントを、ことあるごとに見直そうかと思い、早速、30個ばかりをOne Noteに書き出した。2020/11/11
メタボン
30
☆☆☆ 各国の大学のいろんな実験データに基づき、ストレスの減少法を紹介した本。今ある不安は来年の今にはほぼ忘れている、ぼーっとする方が考える力は高くなる、イヤなときは10数えてリセット、怒りをぶつけられたときはその原因は自分ではなく他にあるとすりかえる、感情を書きだすことで不安が軽減、一日数回呼吸に目を向ける、コーヒーを飲むより階段をのぼれ。2021/09/01
ta_chanko
26
心配事の9割は起こらない。今、この瞬間に意識を向ける。考えるよりもぼーっとする。情報がありすぎると良い選択ができない。「損しないように」と考えると判断ミスが起こる。「ざっくり」覚える。比較しない。イライラしない。邪推しない。感情を書き出す。10数えてリセットする。子犬や子猫の写真を見る。呼吸に意識を向ける。休憩中に歯磨き。笑うことは生命力を高める。観察力が高いと信頼関係を築ける。じっとしているよりも体を動かす。複雑な感情を味わう。良い睡眠をとる。とりあえず森へ行け!2022/05/10
ココロ
20
★★☆ 不安に対する向き合い方を学びたくて購入したけど、ちょっと思っていたものとは違った。研究結果とともに考え方を教えてくれる内容だったが、チャプター3以降は特に面白い内容はなく、「ふーん」という程度。 研究結果として知れてよかったのは、「心配事の79%は実際には起こらず、16%の出来事は事前に準備を起こしていれば対処可能」というもの。また、残り5%は自分ではどうしようもないこと。自分が出来る事前準備をして16%を潰し、あとはなるようにしかならないと構えられるようになりたい。2023/01/25