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内容説明
NHK「ひとモノガタリ」でも著者(山口さん)を紹介!話題に!!
病、死と向き合ったからこそ、
自らの人生を見つめることができた!
SNSでつながる誰かに
勇気やパワーをもらった。
自分も生きる元気を届けたい!
~~~~~~~~~~~~~~
「がんになって良かった」
これは生き残った
「がんサバイバー」としての言葉ではない。
著者が大学1年の冬、
数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を乗り越え
その先に待っていた、十時間を超える難手術に向かう
前夜にブログに記した言葉だ。
その後も入退院を繰り返す著者は、
どんな思いでこの言葉を発し、病と死に向き合い、
そして人生について考えたのか――。
* * * * * * *
病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。
僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。
* * * * * * *
僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考えることのできる自分が。
(「まえがき」より)
* * * * * * *
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
19歳でがんになって、呆然としつつもがんと向き合った青年の言葉です。「PH2,3ほどの毒物を飲みながら」苦痛と孤独に耐えている彼が、20歳で出会ってしまった「読めないままでいたかった」妊孕性、という言葉についての文章を読みながら号泣してしまった。タイトルになっている彼の、懸命に人生に前向きになろうとしている言葉が批判されたことには胸が張り裂けそうな思いになった。母が乳がん(両方とも!)サバイバーであり、当時ヤングケアラーだった自分には何が悪いかわからない。気に入らないなら、せめて放っておいてあげてほしい。2024/10/29
cao-rin
32
今月、彼の訃報を聞きました。あるドキュメンタリーで彼を知って、その後Twitterやブログで闘病の経過を見ては陰ながら応援していました。生半可な感想など書けません。19歳で発病してから亡くなるまでの4年間、常に死の恐怖に晒され、再発の度に奈落の底へ突き落とされ、それでも最後まで諦めなかった彼の生き様に、ただただ敬服します。何不自由なく生きてきた私が涙する資格なんてないと思いながら読みましたが、何度となく堪えきれませんでした。神様は不公平です。あとがきにある「癌サバイバー」という言葉が辛いです。合掌。2021/06/24
ぶう
26
もう人生の折り返し地点を過ぎた自分ですら、まだ死について真剣に考えた事など無い。ましてや20年程度しか生きていない著者であれば尚更であろう。突然に申告され死が直前にまで迫ってきている恐怖とはいかばかりであろうか。私には想像する事すらできない。若い人が亡くなる事にやるせなさを感じてしまうが、可哀想という言葉を彼は望んでいないはず。彼は最期まで精一杯生き抜いたし、彼に勇気づけられた人たちも多いだろう。もし明日死ぬのであれば自分は今日一日をどのように過ごすのか。その気持ちを持って一日一日を大切に生きていきたい。2021/12/01
milk tea
25
この本のことはヤフーニュースで知りました。 とても気になる言葉だったのですぐ読んでみたかったのですが、図書館利用のため手元に来たのは数日前。 むさぼるように読みました。 本の最後では、雄也さんは、自分を救ってくれた方々、応援してくれた方々、家族、このギフトに対して感謝を述べられ、そして「僕を山頂まで連れてきてくれてありがとう」と。 その後どのような生活を送られているのか気になり、ネットをたよりに記事を探しました。 ご冥福をお祈りいたします。2022/02/03
kanki
24
享年23歳。「同情より、死と向き合いたい。言葉には力がある。」2022/09/07
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