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内容説明
「野村ノート」の原点がここにある。
知将・野村克也は大の「メモ魔」だった!
試合前のミーティングでも使用されていた野村野球の兵法をまとめたノートがある。そのノートをもとに書籍化して大ヒット作となった『野村ノート』。実は、そのノートは選手・監督として50年にわたる球界生活で使用されてきた「伝説のメモ」がもとになっていた。
「メモをつけよ。メモすることがクセになると『感じる』こともクセになる」と言う著者が明かす、日々のちょっとした「気づき」を確実に「実行」することに昇華させるメモの技術。
著者は、次のように話している。
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私は何の才能もない男だったが「弱者が強者を倒すためには何をすべきか」を常に考えてきたおかげで、プロの世界で大成することができた。才能で劣る人間が強い人間を倒すためには、データを蓄積、活用し、相手の心理を揺さぶるような駆け引きをしていく必要がある。
それを可能にしてきたのが「メモ」である。「メモ」なくして私の人生を語ることはできない。自分の人生を切り開いていく上で「メモ」することがいかに大切で、欠かせないことであるのか。
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「メモは連想を呼び、想像(創造)力を刺激する」……稀代の名将がはじめて語る、野村流メモの極意。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
32
野村監督はメモを取り、メモをノートにまとめるという作業を怠らなかった。人生経験、読書経験、そしてノートに整理されたメモが、含蓄のある有名なボヤキとなる。三冠王・名監督の称号は日々の気づきをメモに残し、日々考え行動し、誰にも負けない努力をした結果なんでしょう。2023/06/30
ドリル
32
野球本というよりはかなりビジネス書に近い。メモの重要性を野球に例えて色々な観点から書かれている。サラリーマン歴約30年になる私にとってはだいたい思った通りのことだったし、新たな発見はなかった。ノムさんがここまで考えて野球に取り組んでいたことには正直驚かされる。阪神タイガースの矢野新監督にはかなり期待しているみたい。阪神ファンとしては長い目で矢野阪神を応援したいと思う。新庄は本当の宇宙人やったんだなと納得させられた。一時期体調を壊して心配していたが元気になった様子のノムさん。元気になってよかった。(★★★)2019/03/07
ぽかちゅう49
24
山本樹、懐かしい~♪好きなタイプの投手でした♪ブルペン通りにいかないのは当時監督のノムさん的には「気が小さくマイナス思考」に見えたとの事。ブレイクまで時間を要したのは、そうなのかもとか思ったり。開きなおってからは松井キラーになった事も含め、キッカケ大事っ!とか思いながら読みました♪今回はビジネス書に近く少し物足りなく感じてたので、遠山(元阪神)再生のくだり等も含め勝手に「懐かしの左投手」というテーマにして読んでました(笑)ノムさんにはまだまだ元気でいてほしいです(^^)2019/11/29
vy na
21
野球のあり方やり方を変えたのじゃないかなと思えるぐらいID野球は革新的だったと思います。それが普段のメモから創造されたものだった。人生に役立つ。当時の選手たちは野球そのものを教わるというより、人生おける自分のあり方を教わったのではないでしょうか。個人の利益を追求するのではなく、人のためと思える事に尽力をつくす。そるが周り待って。勉強になりました。2024/05/06
柔
21
「先入観は罪、固定概念は悪」なぜと自らに問いかける。毎日のちょこっとしたメモ=分析(無形の力)が蓄積され、有形の力で上まわる強者たちを倒す。これが弱者の兵法となる。強者にも必ず弱点はある。先手必勝、要所での勝利=全て勝つ必要はない。5W1Hに加ええwhy not?なぜ打てなかったのか?なぜ作戦失敗したのか?この振り返りがノムさんの強さの幹だと感じた。ひらめきは熟考の先にある。突然生まれるものではない。日頃の好不調を記したメモが不調を脱するヒントになる。日々の振り返りが一流への近道。2022/04/22