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内容説明
もし手塚治虫が存命で漫画を描き続けていたら、どんな漫画を描くのだろうか?そんな疑問に答えるべく、手塚プロダクションとキオクシア(旧・東芝メモリ)が「TEZUKA2020」というプロジェクトを立ち上げました。AI(人工知能)技術を駆使して手塚治虫の新作漫画を生み出すプロジェクトです。漫画にはストーリーと絵の2つの要素があります。「TEZUKA2020」では、莫大な量の手塚作品のストーリーとキャラクターを抽出してAIに読み込ませて、試行錯誤を繰り返しながら、世界初のAIが制作にかかわった漫画を創り上げました。本書では、その詳しい制作過程を紹介するとともに、できあがった作品「ぱいどん」を掲載します。他に手塚治虫がおよそ40年前に描いたAI関連作品「サスピション」の「ハエたたき」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江藤 はるは
6
不死虫。2020/07/30
Yappy!
2
こういったチャレンジはどんどんすべき・・・と思いつつ、AIはそれっぽいところまで組み立てることはできるけれど、判断と想像はできない、関係ないものを連結できないという最終的な限界が浮き彫りにもなる。 ただマンガ作家の労力が減る方向に技術が使われるようになるための第一歩かもしれないので、やっぱりどんどんやって・・・使い方次第で何に使えるか試してほしいですね。2020/08/26
キイチ
1
ソクラテス関連の書籍を調べていたら、名前の関係で検索に引っ掛かったので購入。モーニングで前編後編は読んだが買って良かった。 この作品の製作過程(概要)が読めるのはありがたい。ストーリーの要素を13に分けてAIに学習させるとか、物語造りの分析の仕方の一端を知れて良かった。学会誌の存在も知れたのも私には嬉しいこと。早速Amazonで注文。知識の範囲が広がるのは幸せなことだ。2021/01/27
S‐tora
1
〇 試みは非常に面白い。確かに手塚っぽいキャラと設定はできあがっている。ただあくまでも手塚っぽいものであって、手塚治虫ではない感が強い。2020/10/15
わさわさ
1
単純に漫画として見たときには綺麗にまとまってると思う。ただまとまりすぎて、良くも悪くもまったく感情が動かなかった。手塚治虫特有の毒気もなくて、ただなんとなく手塚治虫作品に似た漫画のような印象。特にラストのまとめ方は陳腐すぎてさすがにないなあと個人的には思いました。2020/08/22