内容説明
あなたは、「身辺整理」はじめていますか。
「死ぬまでにものを減らさなければならない
人間は死んだ後に何も残さないのが最高だから。」
モノ、お金、財産、どのように向きあうべきなのか。
曽野綾子が贈る「減らして暮らす」コツ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
61
曽野綾子さんとても頭の良い人でもう80代も半ばを超えたと言っても頭脳はしゃきしゃきですね。この本はこれまで発表されたものの中から「もの、お金、家、人付き合い、人生の後始末」について書かれたものを抜粋してまとめたものですが、この潔さにはほれぼれします。延命治療は望まない。安楽死も誰かを自分の死に立ち会わせるのは気の毒だから望まないという。寿命が来て死ぬのが一番。老いを受け入れ、モノを減らしていき、お金も残さずきれいさっぱりと死んでいこう。まずは物を捨てなくちゃ。2018/02/25
Yunemo
33
ここまで潔く生きられるものなの、との想いに。品物は一つ買ったら一つ捨てる、理解はしてますが。本も同じ感覚?只々驚くのは肉筆原稿までをも捨ててしまうこと。確かに自身にとっては不必要。一日に必ず一個、何かものを捨てる。この習慣を終活以前に出来たら、ほんとにきれいさっぱり自身の後始末が出来るもの。料理と小説があれば一生退屈しない、確かに、生活費を稼ぐ算段をしなければ。展望は持つものの、もう少し現世での付き合いに翻弄されながら生きていこうかな。何てことを実感して。もういつ死んでもいい老後、この境地に行きつくまで。2018/03/11
ごへいもち
23
なるほどと思ったことはコメントに2018/11/10
ぱぴこ*2
22
曽野綾子さん、揺るぎない生き方をされている尊敬すべき女性。芯の通ったぶれない強さ。かくありたいと強く思う。「明日、最期の日がきてもいいように、今日一日を自分らしく生きなさい。もう何も失うものはないのだから」こんな生き方がしたい。【図書館本:63】2018/10/20
aloha0307
21
ベストセラー夫の後始末』は未読ですが本書は曽根さんご自身のもの、お金、家、人づき合い等の”後始末”(この言葉をかなりの斟酌&思索をもって使われています)について語られます。曽根さんはなんて清廉で、慎ましい方なんだろう。「切り捨てることの辛さを知ると、切り捨てられても怒らなくなる」「人生の舵を取ってきたのは己だと思える人は、そのとき その人生を敢然と手放せるはずである」etc.家族のため以外には生きる目的を失いかけ、かといっていつ死んでもとは達観できぬ…己の生き様はまーだまだ浅薄だ。そう思えて仕方ないよ..2018/07/01
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