日本書紀に秘められた古社寺の謎-神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

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日本書紀に秘められた古社寺の謎-神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

  • 著者名:三橋健【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • ウェッジ(2020/07発売)
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  • ISBN:9784863102255

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内容説明

■『日本書紀』編纂1300年!悠久の舞台探訪 疫病を克服した古(いにしえ)の日本――神仏を畏れた真の理由とは?
神道の第一人者が解説する、『日本書紀』から垣間見る、この国の成り立ちと文化・歴史の真実。古代、神社とは、たんなる宗教と信仰のための施設ではなく、まつりごと=政治の中枢であり、天皇や豪族は神を祀る祭司としての役割も担っていた。
また、日本に仏教が伝来した6世紀半ば以降には、神社とともに寺院も政治と権力の装置として機能するようになった。
こうしたことを証言するのが、神話と初代神武天皇から7世紀の持統天皇までの歴史をまとめた『日本書紀』である。
そこに登場する寺社は日本の歴史と信仰、そして文化の骨格となったものばかりである。それらがいつ何のために建てられたのか、歴史や信仰の世界でどんな影響を与えたのかを、『日本書紀』編纂1300年のいま、謎解き風に解説。

[目次]
第1章 ヤマト王権を確立させた知られざる大神社の秘史
第2章 古代の伝説・事件の舞台となった社寺の謎
第3章 飛鳥の古寺・廃寺の正体
第4章 なぜか日本書紀が語らない有名古社寺の謎

<著者略歴>
三橋 健(みつはし・たけし)
1939年、石川県生まれ。神道学者。神道学博士。國學院大學文学部日本文学科を卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。1971年から74年までポルトガル共和国のコインブラ大学へ留学。帰国後、國學院大學講師、助教授を経て教授となる。1992年、「国内神名帳の研究」により國學院大學から神道学博士の称号を授与。定年退職後は「日本の神道文化研究会」を主宰。『神社の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『図説 神道』(河出書房新社)ほか著書多数。

<執筆協力>
古川順弘 (ふるかわ・のぶひろ)
1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)。『古代神宝の謎』(二見書房)、『神と仏の明治維新』(洋泉社)ほか著書多数。

【写真提供】
Adobe Stock、写真AC、国立国会図書館、古川順弘

※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『日本書紀に秘められた古社寺の謎―神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏』(2020年7月17日 第1刷)に基づいて制作されました。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hal

10
タイトルが長々しく、中を見るともくじも同様で、きっと読みにくいか怪しげな内容なのだろうと、そっと本を閉じようと思ったが、意外と中はまともでした。長い歴史のある重要な神社仏閣を、日本書紀の記述を元に、他の文献や学者の意見も踏まえながら、簡単に紹介しています。神道や古代の事に関する基礎知識の説明はあまりないので、初心者向けではないです。2020/08/18

MASA123

6
謎解きに期待したが、各寺社にわりあてられたページ数が少ないので説明不足に思えた。音楽アルバムの各曲のさわりだけ聴いたような感じでした。でも、古代史への糸口としては興味深かった。2021/12/06

らむだ

3
日本書紀に書かれている(書かれていない)古社寺にまつわる謎を短くまとめた一冊。※大神神社・伊勢神宮・宗像大社・熱田神宮・出雲大社・出石神社・香椎宮・住吉大社・山田寺・豊浦寺・飛鳥寺・法隆寺・大官大寺・薬師寺・宇佐神宮・熊野三山2023/10/06

わっふる

3
九州出身関西在住の私としては、行った事のある、または、行くつもりの場所ばかりでとても面白かった。言い伝えも幾つもあり、どちらを信じるかは学者の間でも意見の分かれる所なのだと知って、私みたいな一般人は『それぞれの物語を楽しむ』と言う、お気楽なスタンスでいこうと思った。しかし、知ってから行くほうが断然楽しいので、日本書紀にも挑戦しなきゃ。2023/05/14

いちじく

3
古代史がマイブームで物部系の神社について知りたかったこともあって手に取った。石上神宮はコラム扱いでわずか2ページだったが、元宮とされている岡山の石上布都魂神社にも言及していた。蘇我氏ゆかりの寺は豊浦寺、飛鳥寺、山田寺が取り上げられていたもののいずれも衰退してしまって往時の姿を見ることができないのは残念。日本書紀関連の社寺だから当たり前だけど出てくる社寺は西日本ばかりです。2022/10/10

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