内容説明
信長の正室・濃姫(帰蝶)の、戦国ゆえの波瀾の生涯。父・道三と夫・信長との間で揺れ動く女心。――道三は、嫁ぐ愛娘に「三郎(信長)が、まこと評判通りのうつけであれば、この刀で刺せ」と短刀を贈った。「承知いたしました。ですがこの刀は父上を刺す刃となるやも知れませぬ」……父・道三を気づかいながら、信長の正室として、愛と悲しみの日々を送る濃姫の、波瀾の生涯。ほかに「義元の首級」「冑の的」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かおる
7
図書館の本を端から読んでみようと思って手に取った作品。ドラマで信長協奏曲を見ていたおかげか、なんとか時代の流れをつかめたけれど、かなり難しかった。信長の正室、濃姫こと帰蝶が主人公の表題作を含めた3つの短編集。どの作品からも、情愛と非情を経験した女達の、切なさが伝わっ きた。図書館の文庫を端から読んでみよう企画!その12016/06/27
橘きこ
0
単語などが難しく、読むのに時間がかかってしまったが、ストーリーは面白かった。政治がからんでしまう政略結婚では、人を純粋に愛することは難しいのかもしれない。短編の二編も、少女達の恋心、戦場で愛する人を失う悲しさ、せつなさが描かれていてよかった。2011/11/23




