内容説明
小説投稿サイト「エブリスタ」で現代ファンタジー部門総合1位を獲得した話題作の待望の書籍版を電子書籍化！ 幼い頃の記憶を失っていることから、家族や友人たちと馴染めないでいた紗栄は、大学進学を機に、母方の実家の今は誰も住んでいない神社で一人暮らしを始めることに。そこで出会ったのは美しいが不愛想な妖狐の青年と、なぜか自分のことを知っている狛犬の少年だった。狛犬が言うには、この神社から神様が行方不明になっているらしく、そのせいでよからぬあやかしたちが神社の近くをうろついて困っているという。そのため、紗栄も神様捜しを手伝うことになるのだが……。妖狐と狛犬と女子大生の三人が織りなす、感動の青春あやかし物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
48
「天方家女中のふしぎ暦」に続き視える人とお払い師の登場本。う～ん11歳で記憶を無くすと親のことさえ受け入れられなくなるのでしょうか。親と子・・せつなくなってきます。が内容は天狐の琥珀とその記憶を無くした紗栄の物語です。私としては「天方家女中のふしぎ暦」が家族モノとして好きですが、若い人にはこの本のじれったいほのかな恋の復活？の方が好まれるかと2024/02/28
葵＠晴読雨読
21
面白かった〜!初読み作家さんです!紗栄と琥珀が最後に会えて良かった!ハッピーエンド😊2022/03/27
ｋｅｉｔｈ
16
日曜日にまとめて５冊読んだ時に１冊目に読んだ本。残念ながらよく覚えてない。2020/09/15
さやか*
7
大学入学をきっかけに、記憶を失った神社(亡き祖父が神主を務めていた)で1人暮らしを始めた紗栄。記憶を失った土地で暮らし始めても、狛犬の鐵と遊んでいたことを少し思い出しただけで、その他を思い出す兆しがない。変だな〜と思っていたら、そういうことだったのか！いつも紗栄を守ってくれる妖狐の琥珀を見ていると、「神様はじめました」の巴衛と重なる。妖の小説はいくつか読んだけど、これは神も含めて、可愛いさだけでなく怖さも描かれてる。ぜひ続編が読みたい☆2020/08/22
まどれーぬ
4
11歳の時に事故で記憶を失って以来、家族との関係がギクシャクしている紗栄。大学進学を機に母の実家の神社にひとりで暮らそうとする。 行ってみるとそこには妖狐と狛犬が住んでいるという、もふもふ度の高い、とてもうらやましい状況だった…！ ツンツンな妖狐琥珀がキュートで、ときめきがすごいです。はらはらして、ドキドキして、泣けて…一気読みしてしまいました！とっても面白かったです！2020/07/13
