内容説明
復讐に燃えていたはずだった。そして、再挑戦するはずのでかいヤマ。五年の刑期を終え出所した藤堂は、落とし前をつけに伊豆下田へ。そこで、一人の女との出会いが藤堂の運命を狂わせて行く。情念に蝕まれ破滅へ向かう男を描ききった異色作! 2012年、若松孝二監督により映画化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Katsuto Yoshinaga
10
1998年の単行本刊行時以来の再読。本作までの南米三部作、猛き箱舟、砂のクロニクルといった諸作品とは大きく異なり、叛史、硬派の要素は全くない。帯の惹句に「船戸版ファムファタール」とあるが、船戸版「郵便配達は二度ベルを鳴らす」といっていい。リーダビリティに優れた作家なので400頁を一気に読ませるが、明らかに冗漫で本家(郵便配達)には及ばない。発表時は馳星周氏がデビューした頃で、この手の作品がクローズアップされていたが「それにしても…」というのが正直なところで、再読でも印象は変わらなかった。(コメに続く)2022/01/15
しゅ
0
日本国内の物語なので、著者の作品の中で異色。 ストーリーの展開が小さく、少し期待外れ。2011/10/10
読書家
0
女に入れあげた挙句に殺人にまで手を染める。 正に下げマンの女に人生を狂わされた同僚達と言えるのではないか。ただ、女の言い分は、太らない、やきもちを焼かない、この2点だけだったのかも知れない。2023/11/09
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