内容説明
世界への想像力を高めるために最適なのが歴史だ。国家、政治、経済、社会、文化のありようをたどることで現在と過去の連続性を理解できる。異なる文化、異なる民族の歴史を知ることで世界はより身近になる。もう1つ世界を深く理解するのに好適なのが宗教だ。人間の内面を照らし、信条や思想を形づくる宗教への理解は、グローバル化の時代だからこそ必要になる。フェイクニュースが蔓延する現在だからこそ、自身の目で見て考える習慣が欠かせない。複雑化するビジネスの羅針盤を、よりすぐりの専門家が伝授する。
本誌は『週刊東洋経済』2019年12月7日号掲載の32ページ分を電子化したものです。
目次
歴史と宗教から世界を深く知る
ローマ史は人類の縮図 滅亡の歴史に何を学ぶか
常識破りの傑物たち 出口治明が選ぶ世界史の5人
知らないと損する世界史の新常識・新解釈
中国 大矛盾の歴史
世界史ベストブックス超解説
INTERVIEW 一橋大学名誉教授・野中 郁次郎
戦略と歴史には物語性が重要
ビジネスのリスク管理に必須 世界の宗教文化を身に付ける
戒律や神学上の違い… 一神教と多神教の差を知る
【キリスト教】神の愛を説く世界最大の宗教
【イスラム教】唯一神アッラーへの信仰を説く
【仏教】苦を脱する修行を説く
宗教と紛争との深い関係