内容説明
まさか、教科書が、こんなに進化しているとは!
最強の学びなおしツールを読み解いた。
いまどきの中学校教科書はすごい。「なぜ、勉強しなくちゃいけないの?」と心が折れかけた子どもたちにも楽しく学べる工夫に満ちているから、長いこと勉強と無縁だった大人が学び直すのにも最適のツールといっていい。地理、歴史、公民、理科、国語、数学、英語、そして道徳まで。激動の世界を爆走し続ける池上彰、佐藤優の両巨匠が12社54冊を読み解いた。中学校教科書で足元を固めよう。ポストコロナ世界、AI社会を生き抜くためには、付け焼刃の知識じゃ太刀打ちできない。基礎力を鍛え直せば社会の深層が見えてくる。
【公民】自分を支配する社会のシステムを再点検しよう
【理科】日常を成立させる科学の基礎を理解する
【地歴】世界を鷲掴みにするために、地理と歴史は欠かせません
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
池上さんと佐藤さんが中学校の教科書を取り上げて大人になっての基礎的なことはここにほとんど書かれているといわれています。私のような年寄りは(英語はJack&Betyの時代)もうすでに忘れてしまっているのですが、かなり各教科ともレベルが高くなり、わかりやすく詳細になっているようです。主に高校の教科書などは最近まで目を通していましたが、このhんを読むと中学の教科書も面白そうです。2020/11/14
きみたけ
45
中学校教科書を読み比べ教科別に内容を吟味した池上彰と佐藤優による対談本。「歴史」では、韓国=キムチの教科書が多く本質が語られていないと指摘。地政学的な見地から韓国を考える方が大事だとの意見になるほどと思いました。「公民」では、現代社会の影響からサステイナブル社会を取り上げたり、「命のビザ」発給の杉原千畝の記述が多く見られるとのことです。「道徳」では、事なかれ主義の教科書が多い中、敢えて万引きやドラッグ等のエッジを効かした教科書を称賛。二人が本命とする「国語」では、実はメロス走っていない説に笑えました😅2020/12/17
のり
39
最近の中学校の教科書は、私が中学生だった時に比べて、かなり進化しているということがわかった。それぞれの教科の勉強がどう日常生活と結びついているのか、という視点の解説も多く、興味を持って学習できそう。そしてやはり全ての教科の学習に影響するのが国語力であるから、中学校レベルの教科書をしっかり読み込んで理解しておくことは大切。地歴公民に関しては、中学時代はかなりサボったから、未だにわからないことが多くて恥ずかしい。娘が中学生になったら、教科書借りて勉強し直そう。2020/09/11
みち
36
今の中学の教科書が社会人として必要な教養を自分のものにするうえで、最適のツールである。本書は、教科書を学ぶためのガイドブック的なもの。地理、歴史、公民、理科、数学、国語、英語、道徳に分けて説明されている。私の時代と、今の時代では、教科書の内容が変化している事に驚かされます。興味があるので、教科書を購入してボチボチ読んでいけたらなぁーと思います。2020/10/02
たかしくん。
36
特に、初めの地理,歴史、そして終盤の国語は、新鮮な内容でした。そう、私の頃に、地政学の考えた方は、少なくとも現代地理になかったと思う。2020/08/30