悪霊じいちゃん風雲録

著者名：輪渡颯介【著】

早川書房（2020/07発売）

• ISBN：9784152099587

内容説明

江戸の破天荒なおじいちゃん幽霊――商家の幽霊・左五平は、自分の血みどろ姿を孫の伊勢次に見せて、怖がらせるのが大好き。武士の幽霊・十右衛門は、孫・文七郎を鍛えんと打ちのめすのが大好き。両幽霊、巷を騒がす幽霊騒ぎの真相を孫に調べるように仕向け……二人の悪霊じいちゃん、おおいに孫を悩ます！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[雅]

幽霊となった祖父から半ば強制的に人助けを命じられた伊勢次と文七郎。輪渡作品らしいユーモア溢れるホラー。楽しい読書時間でした

2020/08/01

[はにこ]

怖がりな薬種問屋の息子と、武家の七男がそれぞれの祖父の霊にやっかいごとを持ち込まれ、お化け騒ぎを解決する話。設定は面白くて話も引き込まれるんだけど、終わり方が中途半端な気がしてならなかった。別荘のこともどうなったか分からず、霊が消えたかどうかも分からない。続編が出るなら読んでみたいけど、次はもっとスッキリしてほしい。

2020/08/16

[キラ@道北民]

二人の悪霊じいちゃんが孫たちを悩ます新シリーズ。他シリーズが面白かったので手に取ったけど、いまいちな幽霊に雑な展開で何か物足りなかった。もっと怖くなっていいのにな。猫が出てきていないからかな？

2020/09/27

[信兵衛]

どんな風に面白い展開へと進むのか・・・・と期待したのですが、そうはならなかったなぁ。

2020/08/13

[ｋｅｉｔｈ]

薬種問屋の若旦那伊勢次は、幽霊になった祖父から無理難題を押し付けられ、ご近所さんの手助けに行くことに。行った先では幽霊騒ぎが起こっていた。幽霊おじいちゃんがいろいろとしでかす話かと思ってたら、孫の伊勢次がいやいや幽霊騒動を収めにいく話でした。伊勢次と幽霊おじいちゃんのやりとりが面白かったのに残念。

2020/09/09