AIは人類を駆逐するのか?自律世界の到来

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AIは人類を駆逐するのか?自律世界の到来

  • ISBN:9784344928145

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内容説明

原子力、遺伝子操作に続いて登場した画期的なテクノロジー「AI」が
人類にもたらすのは脅威か福音か――
「博士×ベンチャー企業経営者」の著者が自らの研究と実践に基づいて解説する人類史上最大のパラダイムシフト

今やAIは、「自ら学習する」という能力をますます高め、人間の頭脳を上回るようになったといっても過言ではありません。
そんな高度なAIが組み込まれた「機器(ロボット)」がこれまでよりも多様な場面で私たちの暮らしを支える未来は、すぐそこまで来ています。
その結果、どのように世界が生まれ変わるのか、具体的にはまだ誰も想像することができません。

私は本書を通し、「自動」から「自律」への道のりをたどりながら、AIの人間社会への影響、そしてあるべき未来について、時に案内役となりつつ、皆さんと一緒に考えたいと思います。
「AIの進歩」のように大まかに語られがちなテーマだからこそ、専門用語をできる限り避け、分かりやすく、しかし多くの話題を丁寧に解説していくなかで、新たな“知的生物”との未来について、皆さんの問題意識を喚起していくつもりです。

今後、自律したAI、AIを〝脳〟に持つロボットがさらに進歩していけば、私たちは人類として、その存在価値がよりシビアに問われていくでしょう。
そうした時代の到来を控える今、テクノロジーと人類の未来を考える多くの方にとってなんらかのヒントになれば幸いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

89
自動と自律の違いについて他、これからのAIは進化してやがて人間を駆逐するのか、AIをどうコントロールしてゆくのかなどがさらっと分かりやすかった。最近AIがネット社会に普通に入って来てどんどん進化している。たとえばYOUTUBE動画などは、AIに指示すると台本から音声、画像までやり遂げる。ただ私が思うに、このAIを作った人間が未だに人間のことがわかっていない。脳のことなど解らないことが多いという。認知症の仕組みや治療法もまだ確立されていない。そんな人間がこれからどうなるか予測できないAIを作っているとは・・2025/02/14

たまきら

39
機械は人間が想像できないものより先には思考も倫理感も進化することはない。そう言い切れるほど自分には知識も自信もない。物事にパターンを見出す力と、そのパターンを進める計算力があればなにかしらの新しい公式を生み出していけるのではないだろうか…。そんなことを考えつつも、だからといってAIが発電・修理・生産・開発をすべてまかなえるとは思えない。人間が土とともに生きている場所に介入してくるとも思えない。駆逐の定義は人によって違うだろうが、駆逐されないと思いたい。2021/07/26

hiace9000

36
子供の頃の読書は専らSF偏向系。ゆえに手に取った本書は自律型AI技術の確立が、人類とどのような未来を創出しうるか、そのために人類は今何をすべきかを、専門用語に頼らない平易な言葉で現実に即して論じる新書。決してハリウッド映画的SFエンタメ解説本ではない。自動と自律の違い、「AI」幻想の危険性やその欠陥性も指摘。普遍性などなかった人類史における人の"今の価値観と倫理観"をAIに学ばせることの危険性にはハッと。今後到達するであろう自律社会への技術革新は、根本に「人がどう生きるか」という原理に帰結する。2021/02/06

小木ハム

19
著者は国産ドローン開発会社(研究所?)の社長さん。4年前の本なので現在はもっと進んでいるはず。「自動」は人間が100%予想できる動きをするが「自律」は人間の手を離れ、独自の判断で動いていく。その判断基準となる材料は我々不完全な人間が入力する。人間は環境や教育や宗教の影響を受けているから、AIもそれに応じた判断をするようになる。不完全な人間がごみを入れると、AIからもごみが出てくる。ガベージイン・ガベージアウト。とはいえポジティブな面、環境や食料、エネルギー分野での活躍には大いに期待してる。2024/02/11

Tadashi_N

17
AIと刃物は使い用。過剰な自律をさせないように倫理的な歯止めが必要。2023/03/04

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