講談社文庫<br> 虚構市立不条理中学校

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講談社文庫
虚構市立不条理中学校

  • 著者名:清水義範【著】
  • 価格 ¥859(本体¥781)
  • 講談社(2020/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062639293

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内容説明

学校とセンセイを笑いでフッ飛ばせ!! 世界一ヘンテコな教育の世界に「おも理科」の鬼才が挑む爆笑長編! ――中学校の三者面談に行った、妻と息子が戻って来ない。小説家の蓬原(よもぎはら)が学校にのりこむと、出てくるのはヘンテコな先生ばかり。「弁当は、おかずの体積がめしの体積を超えてはいけない」など、バカバカしい規則を掲げる教師との爆笑の戦いを描き、管理教育を笑いとばす痛快長編!! <支給『虚構市立不条理中学校(全)』改題作品>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

45
★★★★★面白い。内容が面白いのは当たり前として、わたしが過去から考え言い続けた学校、教師不要論がそのまま字面になっており、驚きとしか言いようがない。昔の先生は偉かった。それは、まだ国民に学がなかった故に知識をもって学をもっている先生は親にとっても偉い存在であった。が、現在は先生は既にセンセーに堕ち、ただの職業と化している。その中で、本当に学校は必要なのか。こういった事を明確に答えてくれる、ブラックユーモアあふれる一冊で、是非とも日本国民ひとりひとりが考える起爆になれば、という作品である。2016/07/06

うさ丸

17
☆☆☆小説は30年程前に書かれた作品なので、現在の教育の在り方の問題点は多少異なるにせよ、根本の問題点はあまり変わらないと思うので興味深く読ませてもらいました。ジャンルはコメディ・SF・最後アクションで主人公が様々な教科の先生を論破していく様は面白かったです。因みに作者は教育大を出てるんですね。学校時代は教育実習も受けていると思うので、学校の内情が細かく描かれているのも良かったです。文庫本で501ページもあるボリューム満点の作品です。2016/11/09

てふてふこ

16
1990年に書かれた2冊をひとまとめにして1998年に出版。あとがきで「この八年間で教育とか学校における問題点は益々深刻している」とある。そして今。モンスターペアレンツ、先生の鬱、朝食も学校で、部活等での時間外労働と先生を守る方針になっている。人間色んなタイプがいるからこそ校則は必要。立場・意見の違う人が討論して、校則は時代に法って変化すれば良い。作中にあった「日本はよい国である。(○か×か)」は、結構考えてしまった。2016/10/18

かしまさ

9
10年以上学生をやっていた中で、誰もが先生の上から目線に反感を持ったことはあるはず。その反感の正体が明らかになって、社会人になった今となってはぶっちゃけどうでもいいことだったんじゃないかという気分になれのはある意味痛快。社会に出たことのない人が社会に出たらそんなんではいかん、と講釈垂れてるって考えたら学校の先生なんて恐るるに足らん存在だ、と学校で働いてた父親(教師じゃない)の言っていたことを思い出した。本当に大切なことは学校で教えてもらえないんですな。2015/11/06

pachi

7
中味あんまりよくわからなかったので飛ばし読み。最後に家族を救い出せて良かった。2016/10/06

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