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内容説明
日本人のルーツに連なる「倭国」「倭人」は、古代中国の歴史書ではどのように記されてきたのか? 『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『宋書』『南斉書』『梁書』『隋書』『北史』『南史』『旧唐書』。11種の史書の古代日本に関わるすべての記述を網羅。現代語で読み下し、注解と詳細な解説により明らかにする。稲作と高床式住居という独特の文化様式を持つ倭族。長江流域を出て広がったその軌跡を辿る、「倭族論」の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
50
ハンディに「倭人伝・倭国伝」の全部を一望できる資料として読み始めた。その結果わかったことは、多くの中国正史に書かれているとはいえ、その多数は前代の史書からの引用であり、目新しい情報は、数百年かかってもなかなか簡単には付け加えられなかったという事実。古代史研究はこれを元に、さらに進められるべきなのだろう。「序説」は著者・鳥越による、倭・倭人についての見解を概説したもので、長年の研究のエッセンスであり、本書の核心でもある。人類学的な見方で「倭族」という概念から東アジアを捉えようとする、非常にスリリングな論考。2020/10/14
yamatoshiuruhashi
48
読友さんのレビューに惹かれて手にする。大陸王朝の正書のうち「倭人・倭国」に関する部分を網羅し、外から見る我々の歴史というところか。原文、読み下し文、そして著者による注釈。素人にはなかなか厳しい流れでした。が、「倭」が現代日本のエリアを指すだけではなく、中華思想の範囲外の人々のあるエリアの総称であり、もっと広い部分を指すと言う考えは面白い。真面目な注釈は面白くないが、この部分について書かれるときは筆が熱くなっているのがわかる。トンデモ説なのかまともな学説なのか知らないけれど、面白い。2024/03/08
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