内容説明
2020年秋に予定されているアメリカ大統領選挙。
当初は現職のトランプ大統領の再選が既定路線とされてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、予想しづらい展開になってきました。
本書は国際政治学者で中東情勢解説の第一人者である著者が、現職のトランプ大統領、民主党候補のバイデン氏、そして民主党予備選から撤退を決めたサンダース氏のこれまでの功績から、中東政策を中心に国際社会の展望を予測、解説します。
なぜ、撤退したサンダース氏もあえて取り上げるのか。
2019年に著者自ら敢行したアメリカ現地取材で見えた、日本ではあまり報道されないアメリカと中東政策の現状がわかる一冊です。
【著者プロフィール】
高橋和夫 (たかはし かずお)
国際政治学者。福岡県北九州市生まれ。
大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係論修士。
クウェート大学客員研究員等を経て、現在、放送大学名誉教授。
著書に、『中東から世界が崩れる』(NHK出版)、『イランvsトランプ』(小社刊)など多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みじんこ
5
バイデンとオバマの政策で異なる点は何か、サンダースのこれまでの歩みと政策(急進左派であるという印象しかない人が読むと印象が変わると思う)、その後継者を知ることで、影響と米国の未来を考える。著者の専門である中東政策についての話も勉強になった(特にイスラエル・サウジとの関係)。サンダースの、これまで投票しなかった人たちの関心を高めて票のパイを大きくするという考え方は我が国の野党も見習うべきところがある。アメリカそのものが変わったからこそ、過去と異なるタイプの大統領が誕生したという指摘は的確な表現だと思った。2020/08/14
Tetsuya Noguchi
1
サンダースのことがよくわかる。 民主党政権が彼の政策を何故無視できないか、バイデンもその呪縛に苦しむであろうことも、なるほどなと思った。2021/06/13
かんきちごっつ
0
サンダースの存在が、いかに重要であるかを知ることができました。2020/08/27
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