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内容説明
第1章 テロと毒――アメリカの炭疽菌テロ・オウム真理教のVX殺傷事件
第2章 戦争と毒――イラン‐イラク戦争・日華事変
第3章 化学兵器について――サリン・VX・ノビチョク
第4章 生物兵器と毒素兵器――ヘビ毒・ボツリヌス菌・遺伝子工学
第5章 各国の現状と防衛体制――中国・スイス・アメリカ・スウェーデン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かすみん
39
毒物に関して戦争、事件と絡めて簡単に説明してある一冊。 防衛体制は興味深く知れたかも。 ブックガイドに面白そうな参考書系がいくつかあったので積んでないか確認して入手しようかな。2022/09/01
パトラッシュ
30
十代から毒には興味があった。殺人の芸術とされる毒殺を扱ったミステリは好きだったし、欧州の毒薬文化を描いた澁澤龍彦『毒薬の手帖』も愛読した。今ここに毒があれば、いじめっ子を殺せるのにと考えた(無論してないが)。歴史的にも大活躍した(?)毒に比べ、戦争と大量虐殺とテロにしか用いられない20世紀以降の毒は冷たく不快だ。その究極の形であるサリン、VXから生物兵器説が疑われる新型コロナの現状を素早く把握できた。特に各国の対毒ガス防衛体制についての部分は類書がないので面白かった。日本のシステムの不備を痛感させられる。2020/09/03
スプリント
9
オウムの関係者との対談が一番興味が惹かれました。 毒ガスなどの生物兵器からウイルスなどの感染兵器で人知れず被害を拡大させる方が危険度が高いですね。2020/10/20
ももいろ☆モンゴリラン
3
化学兵器の権威がアメリカの炭疽菌テロ、日本のオウム真理教のサリン、イラン‐イラク戦争の毒ガス、金正男のVXガスによる暗殺などについて詳述する。(サリンを生成した死刑囚との対話本、読みたいっ…!)WW1で活躍した毒ガスが、WW2では「報復を恐れて」保有しているのに使わなかった、抑止力で働いたというのが不思議な感じ(治せないものを使うなッ…!)各国施設で講演をする中で感じた氏の各国の防衛体制評価も興味深い。 ! ブックガイドついてます。次に何読もうか指針になってくれるのでこういう作りの本すき〜2025/04/07
くらーく
3
面白いなあ。他の著作を読もうと。特にオウムの中川智正との対話は読みたいな。 本書ではざっくりとだけど、アメリカでは通常兵器があるので、BC兵器は推進していないとか。他に帝国陸軍の毒ガス処理の件は、本当に糞だな。帝国陸軍も酷いけど、これに乗じて何でも請求してくる中共も下種。なおかつ、それをたいして検討もせず、判断も出来ない日本政府と言うか官僚も酷すぎ。どうして、日本は専門家を上手く使えないのだろうねえ。本当に情けないわ。 日本は中国に対抗する意味でも、台湾と協力した方が良いとおもうけどなあ。精神性が近いし。2020/08/15
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