電撃文庫<br> 可愛いかがわしいお前だけが僕のことをわかってくれる(のだろうか)

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電撃文庫
可愛いかがわしいお前だけが僕のことをわかってくれる(のだろうか)

  • ISBN:9784049132007

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内容説明

同窓会で東大生だとウソをついた浪人生の僕。もしウソがばれたら人生終了だな……。よし、死のう! 死んで異世界転生だ! 中二の時に書きためた設定のやつでお願いしまーす! ……と、そんなうまい話があるわけもなく、地獄の狭間で苦しむ僕の前に、銀髪ロリ悪魔のドロルフィニスが現れる。
 魂と引き換えに、この世の快楽の全てを教えてやると語る彼女。え、僕まだ死ねないの……? でも、それだったら! これまで僕を苦しめてきた奴らを見返してから死んでやる! 先ずはバイト先の女子大生、梨沙だ! イケメンに変身して、しゃぶりつくしてやるぜぇえええ!
 僕は自殺したいだけなのに、『尊死』するまでポンコツ悪魔が死なせてくれない!? って一体どんなラブコメなんだよ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真白優樹

12
東大志望なれど浪人生、嘘をついてしまったので自殺しようという青年がとある大悪魔の娘と出会い、始まる物語。―――この生きづらい地獄みたいな世界で、それでも共に。 とかくこの世は生きづらい。不器用な奴等には生きづらい。それでも死んだら何も出来ない。ラブコメだけど哲学的、まるで引きずり込んでくるように脳に直接難解な世界を叩き込んでくる物語であり、噛み砕くまでに時間がかかるがそれでも気が付いた時には読み終えてしまっている物語である。家族となった二人の、続く日々の先には何があるのか。 次巻も須らく期待である。2020/07/11

yozora

8
悪魔との甘美な契約は、自分に起こるすべてをパロディにしてしまう契約でもあった。できないことへの/不可能なことへの無力感から、できることへの/パロディ化への無力感へ。どちらも現実に直面することから逸れてしまっているために、現実に対する無力感に落ち込んでしまうのは道理なのかもしれない。しかし、そもそも「現実に直面する」ことは果たして可能なことなのだろうか?なにをもって現実とし、なにをして立派に生きるなどと言えるのだろうか? ひとは漸近的にしか現実と向き合えない。それらを承知しつつ踏み出す一歩は偉大である。2021/05/23

豚汁三昧

7
前作の「ぼくの妹は息をしている(仮)」からの作者買いだったが、とても面白かった。 ラブコメというジャンルのなかでは割と珍しい展開もあったし、何よりこの表紙の子が良かった。 名前を呼ばれることが性感帯っていうのは揶揄い甲斐があっていいですね。 悪魔に可愛い弱点があるというだけで可愛いというのに、あんな反応をされちゃ文句なんてありません。 自殺しようとしたらこんな可愛い娘が手に入るなんて、正直言って、羨ましいです。 このまま2人が無事に仕合わせになるといいな。 2巻にも非常に激しく期待。 #ニコカド20202020/10/28

TERU

7
悪魔娘にイジられるラブコメディ!?...違う!違う!これは何なんだ?軽い気持ちだったのが読んでいくと、どんどんヤバい方向へ進んでいき!? テーマ性がかなり強く、多くの方が読んでいくとあれ?と思うはず。2020/07/27

leo18

6
自死の寸前に出会った悪魔とともにやりたい放題。掴みは良かったけど、方向性の定まらないまま進んでいく物語に着いて行くのがやっと。この感性はちょっと謎。そういえば前作途中断念していたと読後気付く。2020/07/13

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