内容説明
外来診察用手引きとして多くの人に読まれてきた名著が、大幅に加筆訂正され復刊。著者流の診察における配慮やコツが、具体的に平易な言葉で述べられている。「客観的」手法が優勢である今日、それに偏らず、診察で人間の全体をとらえ、治療に繋ぐ作法をわかりやすく説いてくれる類のない書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
6
精神科を受診する者、その家族、精神科医になろうとする者、カウンセリングを行う者、それぞれ立場、立ち位置は異なるだろうが、読んでいて損はないはず。非常に分かりやすい。2021/05/22
Asakura Arata
3
フレッシュマンのとき読んでいるが、すっかり内容を忘れていた。読み返しは大事だ。しかし精神科の長老の文はなぜにているのか?当時は「脱サラ」も病気かもしれなかったのだなあ。裏表紙を見たら、先輩の先生の名前が書いてあった。もしかして借りっぱなしなのか?2010/09/14
言いたい放題
2
メルカリで購入。2022/03/30
なっしー
2
あれ?院生のときはこの本ちゃんと読んだかなと思って読み始めた本。確かに予診は教育的な面もあり、軽視されている部分があるが、この本を読んで、予診の大事さが改めてわかる。また、著者の経験も含まれて書かれているので、統合失調症にどれくらいの入院期間があると予後がいいのかなど、とても参考になる。初期の治療に時間をかける大事さ。そして、サマリーを書くというのも、私も最近、しっかり記録に残すことを大事にしているので、とても参考になった。2018/12/07
石橋
2
臨床10年を過ぎて初めて読む。入局当初に陪席した先生の初診が、本著に書かれている通りだったことに驚きながら、10年経って初めてその作法の意味について知る。深いなー精神医学。2014/05/21




