さよなら、俺たち

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍

さよなら、俺たち

  • 著者名:清田隆之
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • スタンド・ブックス(2020/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784909048080

ファイル: /

内容説明

俺たちはこのままでいいのか。
これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。

1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。
失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。


【プロフィール】
1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。
早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。
『cakes』『WEZZY』『QJWeb』『an・an』『精神看護』『すばる』『現代思想』『yomyom』など幅広いメディアに寄稿。
朝日新聞be「悩みのるつぼ」では回答者を務める。
桃山商事としての著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(共にイースト・プレス)
ミヤマユキコ氏との共著に『大学1年生の歩き方』(左右社)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

27
男性によるジェンダー本。恋愛相談を受ける中で浮かび上がる「俺たち」像に自身の過去の振舞いがフラッシュバックする。黒歴史とか性癖とか、そんなに身を削らなくても、というくらい赤裸々に語られていて初めて出会うタイプの本だった。2024/09/05

Narr

24
清田さんの言語化によってまるで自分のことが丸ごと説明されているようで、鈍い痛みやらスッキリした気持ち良さやらで忙しい読書体験だった。この本で自分のことを言葉にできる男性はきっと多いだろう。その意味で清田さんの(恐らくは多分に恥を含むであろう)語りは重要な功績だ。感謝したい。自分も「勃起するフェミニスト」になってはいないか、自戒を込めて何度でも振り返ろう。ただ一つ、そもそも「俺」は「俺たち」とさよならできるのかということが気になる。むしろ、いまこの場所から語り続けることの方が大切なのではないかと思う。2022/12/25

ステビア

18
あることとすること2021/10/27

ochatomo

13
己の男性というジェンダーを見つめ直し「私」という個人になろうとする “さようであるならば”と訣別し新しいことへ向かう 各種媒体で発表されたものを一冊にまとめてつながりに違和感なく著者がぶれていないことがわかる 行為のdoingから存在のbeingへ 『“男の性欲”だって人それぞれのはず』 そこへ至る道を是非読んでみて欲しい 初出2016~2020年を一部改題・改稿と書き下ろし 2020刊2022/01/13

ほし

12
#MeTooやフラワーデモなどで、女性たちがセクハラや性被害にあった経験を語る運動が起きている中、男性としての自分は自らのジェンダーについてどう向き合っていけばよいのかを考える機会が増えました。そんなぼくにとって、この本はある意味待ってましたともいえる一冊でした。女性からの恋愛相談に乗る活動を続けるうちに、ジェンダーの問題について取り組むようになった筆者が、男性目線でのジェンダー、フェミニズムについて語ったエッセイです。こんな感じで、男性がジェンダーについてもっと語れる場があればいいのにと思います。2020/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16002476
  • ご注意事項

最近チェックした商品