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内容説明
全192話からなる「平家物語」の全容が一日でわかる,スーパー入門書。特に66の名場面は丁寧に,そして吉野流の笑いを誘う解説で展開。平家物語絵巻の図版もカラーで多数掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すのさん
8
「平家物語」を細かい内容まで初めて読んだ。物語中盤の巻ノ六に入道死去があり、巻ノ七には主上都落、維盛都落、忠度都落と平家の都落が続く。巻ノ九には忠度最期、重衡生捕、敦盛最期と平家の没落が描かれる。源氏が平家を倒す勧善懲悪ではなく、あくまで主眼は平家に置かれる。源氏は東の野蛮人の一団のように描かれる。源氏に全くまとまりがなく、義経も英雄のように描かれていない。平家は貴族であったのに対し、源氏に貴族の血は最早なく、源氏こそが武士の祖であることを強く感じた。2020/05/01
宮古
6
初平家物語。ゆるい現代語訳と作者のツッコミが軽快で苦にならずに読めた。入門にはおすすめ。祇王、足摺、宇治川の戦い、木曽の最後あたりが特に好き。人間くさくてユーモアがあって、そこが平家物語の好きなところ。あの冒頭の「祇園精舎」は何度読んでも良い。2014/11/23
Primavera
5
本当に1日で読めるかどうかは個人差があるので置いておいて…古典の現代語訳本としては、かなり楽しく読める本です。特に( )書きの中の吉野先生のツッコミが笑えます。ところどころ突っ込みどころが私とは違う(やっぱり男性は女性の記述に関してはやさしいのかな?)点はありましたが。図書館で借りてきた本でしたが、購入を検討中です。2012/02/11
Sanchai
4
ベッドサイドでコツコツ読んだ。大河ドラマでは保元の乱にようやく突入するところで、平家物語はむしろ平治の乱の後の平氏絶頂期から話がスタートするので、まだ時期的には重ならないけれど、本書でも保元・平治の乱についての解説はあるし、ドラマでは既に鹿ヶ谷の陰謀で暗躍する藤原成親が登場しているので、鹿ヶ谷の顛末あたりまでの予備知識を得ておくにはちょうど良いタイミングの読書だった。2012/05/24
めると
2
平家物語を概観するには良く、読みやすい語り口。史実ではどうだったのかなどを差し挟みつつ書いてあるのもわかりやすくて面白い。ただ、あまりに括弧閉じで差し込まれる作者のツッコミや感想がきついところもあり、物語に浸りながら読みたい人には向かない。ちょっとくだけた参考書みたいな気持で読むのがいいかも。2021/12/17
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