伝説の「サロン」はいかにして生まれたのか コミュニティという「文化装置」

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伝説の「サロン」はいかにして生まれたのか コミュニティという「文化装置」

  • 著者名:増淵敏之【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • イースト・プレス(2020/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781618920

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内容説明

なぜ、ある時代、ある場所に、世紀の天才たちは集うのか?

漫画の歴史を生んだトキワ荘、大泉サロン、ネットワークを築いたポプコン、PFF、
クリエイターがオフィスを連ねたセントラルアパート、文化人のたまり場となった音楽喫茶……。
日本のカルチャーを創り上げた「場」の磁力とは、なんだったのか?
集住、同好の士、上京行動、ローカル・ネットワーク、セレンディピティ……。
伝説となったサロンから、現代のコワーキングスぺースやオンラインサロンまで、
ポップ・カルチャーを通して解き明かすクリエイティブ・コミュニティ論。


【目次】
第一章 「サロンの磁力」と「人的ネットワーク」
  伝説となった「トキワ荘」「大泉サロン」
  コミックマーケットを生んだサークル「迷宮」
  ヤマハが創ったローカル基盤と「ポプコン」
  「芸大」という場と映画監督の登竜門「PFF」
第二章 「都市」が育む文化コミュニティ
   喫茶店「風月堂」「青蛾」を生み出す新宿文化
  「中央線文化」とサブカルチャー
  「セントラルアパート」と文化のたまり場
第三章 現代の「サロン」のゆくえ
  「コワーキングスペース」で協創は生まれるか
  「オンラインサロン」は現代のサロンとなるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

makoto018

12
トキワ荘から現代のコワーキングスペース、オンラインサロンまで。文化や創造を生み出したコミュニティを分析。原宿のセントラルアパートのあたりで、セレンディピティ(偶然との出会いや幸運を掴むこと)がクリエイティビティを産むとの記載があった。現代のコワーキングスペースや(クリエイティブ型の)オンラインサロンはまさにそれを狙ったものではないか。計画的偶発性理論により相乗効果でスタートアップやキャリアアップを目指すという。ただしそれには、好奇心や冒険心を持って場に飛び込んでいくこと。そんなことを感じた読書体験でした。2023/01/30

スプリント

10
トキワ荘やポプコンなどは以前から知っていましたが 様々な分野でコミュニティがつくられ伝説を残していたことがわかります。昔は物理的な場所でサロンが形成されていましたがネットワークの普及とともに地理的が制約を考慮しなくてもよくなりました。今後、主流となるオンラインサロンの展望についても考察されています。2023/11/14

_apojun_

4
図書館本。コミュニティを文化の発信基地として捉えて、その歴史を辿っている感じかな。 最初はトキワ荘みたいな住居がベースとなっていたところから、六本木のキャンティみたいな飲食店へと移り変わっていく様子や、その後のオンラインサロンに至るまでを具体的な実例とともに紹介。 マンガ系はよくわからなかったけど音楽の世界ではS-KENスタジオなんかも紹介されていて、ちょっとうれしかったり。 偶然の出会いから生まれる新しいもの、というのはやはりインパクトあったんだなーと思います。2023/07/06

spike

4
なかなか興味深くはあったのだが、ちょっと守備範囲を広くしすぎた分総花的な印象。その分わかりやすい解説にはなっているのだが。また現代の「サロン」としてコワーキングスペースやオンラインサロンの未来に結びつけているところは新しいしよくわかるけど、もう少し掘り下げてもらえるともっとハラオチしたかな。まあこれもこの本が刊行されて以降に在宅勤務が急速に一般化した今だから思うことかもしれない。2020/09/06

白石佳和

3
漫画家が集まったトキワ荘やコミケなどの日本の文化人が集まる場について論じた本。戦後から現代まで扱っていて、最後はコワーキングスペースやオンラインサロンも登場した。一般書だから仕方ないのかもしれないが、現象について叙述する部分がほとんどで、そういう共創の場がありますね、で終わっていた。それぞれをもう少し掘り下げたり分析したりしてもよかったのではないかと思う。共創という言葉は最近よく使われるようになったが、集まっただけで共創が起こるわけではないので、そのメカニズムのようなものが分かると面白い。2024/12/18

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