内容説明
三内丸山、吉野ヶ里、さらには39個の銅鐸が一括出土した「幻の出雲王国」と、従未の歴史観を一変させる遣跡遣物が発掘された。古代史の世界はいま、興味津々――。本書は、ナスカ地上絵を解読し遮光器土偶の驚くべき意味を考えながら、超古代文明の謎を「古天皇、極孔神、盃状穴、蛇神文明圏」などの概念で解明する、画期的パラダイムを提示。世界と日本を結ぶ、消えた超古代文明の謎に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
36
縄文時代にさかのぼる世界的な超古代文明のつながりを仮定して論じているが、文献のない時代だけに、どうにももどかしいものが。たとえば×印の世界的分布では、簡単すぎる図形だけに、共通した文明の伝搬以上に、独立した発達ということも十分ありそう。ダウンジングによるピラミッド調査も、その後、本格的な発掘などは行われたのだろうか。2017/07/06
ぶうたん
5
思ったより読むのに時間がかかってしまった。けっこう難物だった。様々な媒体に発表された文章を集めたもので深掘りされてもあらず題材に統一性もないが、その分、情報量はかなり多い。まずこちらの知識不足でやられる。次に全編憶測と決めつけが強いので、読んでいて何でそうなる的な感想が浮かんできて正直辛い。何でもかんでもピラミッドで、こちらはそれに対して何を感じれば良いのか理解できないです。解説の高橋克彦は名著と嬉しそうに持ち上げているが、見ている世界が同じだからだろうね。2025/02/11
デコボコ道男
0
50点 30年以上前に書かれた本❗️ 「A国のB遺跡と日本のC遺跡は✖️✖️でつながっている。」これがこの本のテーマです。でも正直、証拠も裏付けもほとんどなく、ほぼ直感で「繋がっている」と言っているだけにしか私には思えませんでした。今時の都市伝説の本でも下手に断定的な言葉は使わないのに。 でも歴史小説家の高橋克己氏が巻末の解説でベタ褒めされているのが不思議に感じました。ただ一つすごいところは地理的情報量❗️世界中の不思議な遺跡を沢山知識としてあるようで、それは驚くばかりです。2024/05/23