内容説明
全国産地別に30を超える窯場と昭和の名品をご紹介。
産地めぐりに役立つ情報から、歴史、うんちく、扱い方の基本情報まで
初心者から愛好者まで必携の一冊です。
※本書は『くらしのやきもの事典 決定版』を改題・再編集し、文庫化したものです。
■紹介している全国の窯場
<九州・四国・沖縄地方のやきもの>
有田焼/上野焼/大谷焼/小鹿田焼/唐津焼/小石原焼/
薩摩焼/壺屋焼/砥部焼/波佐見焼
<中国・近畿地方のやきもの>
伊賀焼/石美焼/牛ノ戸焼/京焼/信楽焼/出西焼/袖師焼/
萩焼/八幡焼/法勝寺焼/備前焼/母里焼/湯町焼/温泉津焼
<中部地方のやきもの>
越前焼/九谷焼/瀬戸焼/常滑焼/美濃焼
<北海道・東北・関東地方のやきもの>
小樽焼/笠間焼/小久慈焼/こぶ志焼/馬追焼/益子焼/津軽金山焼
■知っておきたい昭和の名品
石黒宗麿/加藤土師萌/金重陶陽/加守田章二/川喜田半泥子/
北大路魯山人/富本憲吉/三輪休和/八木一夫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nichepale
10
久しぶりに器に夢中になってしまい、収まりきらないほどに増えている。が、器の蘊蓄を何も知らないなあと思って読んでみる。知らなかったことがいっぱい。古伊万里とは、江戸時代の有田焼の呼び名だそうだ。伊万里港から出荷された古い器だから、古伊万里。なるほど。小鹿田焼は民藝ぽくて最近人気だが、開窯依頼の伝統で製品に個人名は入れないそうだ。確かに名無しの印象。私は蕎麦と日本酒ともに苦手だが、蕎麦猪口とぐい呑みと片口の形状に惹かれており、ページをめくる手が止まる。やちむんのぐい呑みなんかを入手して泡盛でも飲んでみようか。2024/02/21
ぷー
2
各地の焼き物についてシンプルにまとまっており、とても分かりやすかった。これをベースに興味をもった産地を深掘りして行きたい。2023/07/18