内容説明
ちゃんと見たはずなのに思い出せないんだよ。
顔がグチャグチャになっちゃって――「憑いたおばさん」(ぁみ)
メディア・イベントで大注目!
怪談界に新しい旋風(ブーム)を巻き起こす5人の
恐怖で震える本当にあった怖い話!!
怪談ライブ、番組でも活躍する手練れが結集した大人気アンソロジーシリーズ第3弾!
怪談最恐位「怪凰」の称号を冠する怪談家・ぁみ。
ライブ配信でも活躍中“怪談ソムリエ”いたこ28号。
怪談最恐戦2019で初出場ながら準優勝を飾った怪談師・壱夜。
数々の怪談本でおぞましい恐怖の爪痕を残す怪談女医・神薫。
後味の悪い厭な話をさせたら天下一品、怪談ユニット「ゴールデン街ホラーズ」の夜馬裕。
恐怖の巧者5名が紡ぐ焦熱の叫びがあなたにも聞こえるか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
189
実話怪談の若手作家5人による題が「業火」だけに豪華な競演ですね。まあ下らない冗談はさておいて普段は目一杯沢山書いて自らの世界を表現されている方々にとって短い頁数しか貰えないのは逆にご苦労されたのではないかなと思いますね。今回は私にとって初読みで新鮮な実力派作家さんの作品を紹介しますね。『共にある』壱夜:60代男性のススムさんは子供を殺した事があるという。高校を卒業して営業職となった彼は会社のとんでもなく嫌味な先輩からネチネチと毎日いびられていた。ある日外回りの途中に立ち寄った児童公園のベンチで休んでいた。2021/03/28
坂城 弥生
44
「ベランダ」 「天井裏の奇譚」 「虐めっ子」 が特に印象的だった。2021/03/24
雨
21
いたこさん、夜馬さんの話が良かった。2020/08/05
qoop
13
怪談語り、朗読など、著述以外のパフォーマンスで活動する著者らが多い中、リリカルでありつつ不安感が残る〈歌箱〉〈ベランダ〉など、怪談作家の神薫氏がとりわけ印象に残った。他に夜馬裕氏〈天井裏の奇談〉も厭な展開だなぁ… 全体に、著者らのパフォーマティブな活動のためか押し出しの強さを感じた一冊。怪異をどう提示するかというロジックの組み立て方を考えさせられる。2020/07/06
澤水月
13
ラストを飾る夜馬裕 氏の構成が巧みで読ませる。単著も期待2020/07/06